税務サンプル|フローチャートでチェックする!消費税の実務手順

税務サンプル|フローチャートでチェックする!消費税の実務手順 page 1/22

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はしがき平成元年に導入されて以降、今ではすっかり我々の生活に定着した消費税ですが、平成26年4月からは税率が8%に引き上げられることが正式決定し、また、平成27年10月からは10%に引き上げられる予定です。近年....

はしがき平成元年に導入されて以降、今ではすっかり我々の生活に定着した消費税ですが、平成26年4月からは税率が8%に引き上げられることが正式決定し、また、平成27年10月からは10%に引き上げられる予定です。近年の消費税の改正をみても、事業者の手元に預った消費税が残るいわゆる益税問題の解消を目的とした仕入税額控除にかかる95%ルールや免税事業者制度の見直しなど、重要な改正項目が相次いでいます。個人事業者や企業の経理担当者、また職業会計人の皆様の中には、今まで消費税については法人税や所得税のついでとして、あまり消費税に関しての検討や事務負担を要することなく確定申告、納付をしていたという方も少なくないかもしれません。しかしながら、ここ数年の改正や税率引き上げに伴う経過措置の適用、施行日前後の取引にかかる適用税率の問題など、急に消費税に関する検討事項や事務負担が増加していると感じている方も多いのではないでしょうか。また“コンテンツ”に代表される国際間取引に係る課税の問題など、消費税は今後、より複雑化してくると思われます。法人税や所得税だけでなく、消費税についても税務リスクやタックスプランニングの確認、検討が経営活動の重要なファクターとなってきており、今まで以上に消費税法を正しく理解することが求められてきます。このような中、近年の改正や税率引き上げまでを含めた消費税法の内容について、単に制度を文章で解説するものではなく、「体系的に消費税法をフローチャートで誰にでもわかりやすくまとめた本ができないか」という考えのもと、このプロジェクトが立ち上がりました。税務実務では、「本法」「施行令」「施行規則」の法律のほか、「基本通達」「国税庁から公表されるQ&A」「裁決事例」などの実務的な取扱いに関するものまで、これらすべてを考慮し、その判断をする必要があります。「はたしてフローチャートでまとめることができるのか?」当初は疑問だらけではじまったプロジェクトですが、執筆メンバー一丸となり、様々な試行錯誤の結果、本書を刊行する運びとなりました。本書は職業会計人や経理担当者として消費税に携わってきた方々だけでなく、これから新たに消費税に関する知識が必要となる方々にも、できるだけわかりやすく消費税法が理解でき、適正な申告に役立てていただくことを目的としています。特殊な論点や取扱いな