ブックタイトル民法と相続税法からみる遺産分割協議と遺贈の相続税実務Q&A

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概要

民法と相続税法からみる遺産分割協議と遺贈の相続税実務Q&A

相続と相続人 1─1 相続とは何か第1 章解 説1 相続開始 人の死亡により相続が開始します。相続にはどのような原因で相続が開始したのか(相続開始の原因の確定)、誰が相続するのか(相続人の確定)、どのような財産を相続するのか(相続財産の確定)、どれだけ相続できるのか(相続分の確定)と様々な法律的手続きが行われます。更に相続財産の額によっては相続税の申告と納税の手続きをしなければなりません。2 相続開始の原因と相続開始の時 人の死は、死亡した者の家族関係や財産の帰属や処分に大きな影響があるため、死亡事実を厳格に確定させなければなりません。死亡の原因相続とは何か1?1 ■■最近相続についての話題が多いようですが、そもそも相続とはどういうことをいうのでしょうか。相続とは、人の死亡によりその人(被相続人)に属した一切の権利義務が相続人等に承継されることをいいます。ただし、被相続人の一身に専属したものを除きます。死亡とは自然死だけではなく失踪宣告や認定死亡のように民法等で死亡とみなされた場合も含みます。 なお、権利義務が承継される者を「被相続人」、承継する者を「相続人」といいます。QA─ 2 ─