税務サンプル|十訂版 消費税実例回答集

税務サンプル|十訂版 消費税実例回答集 page 39/46

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税務サンプル|十訂版 消費税実例回答集

第1章総則97.破産財団の納税義務問当社は,9月決算の法人ですが,X1年11月30日に破産宣告を受けましたので当社の財産は破産財団となり,X1年12月1日以降に破産財団に属する課税資産の譲渡等について破産管財人が管理及び処分することになりました。その課税資産の譲渡等に係る納税義務者は,破産財団が「法人でない財団」に含まれ,その破産財団となるのでしょうか。それとも,破産法人である当社となるのでしょうか。答破産財団は「法人でない財団」に含まれず,破産手続中の納税義務者は破産法人となります。解説破産財団(破産法人の総財産)の管理及び処分を行う権利は破産管財人に専属することとなりますが,破産手続中であっても破産法人は存続し,破産財団は破産法人に帰属することとなります。したがって,破産財団は法人でない財団(人格のない財団)に含まれませんから,ご質問の場合のように破産手続中に破産管財人がその地位に基づいて行った課税資産の譲渡等に係る納税義務は破産法人である貴社が負うこととなります。参考法令法21七,3,基通1-2-2,1-2-3