税務サンプル|税理士が教える勘定科目別税務の着眼点

税務サンプル|税理士が教える勘定科目別税務の着眼点 page 21/40

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税務サンプル|税理士が教える勘定科目別税務の着眼点

1現金預金・受取手形・売掛金3のお二人でしたよね。他に派遣社員の方とパートの方が数名いらしたかと思いますが。今後は,管理部の経理担当としての人員の補充はあるのですか?」中島部長●「いや,その予定はありません。まあ,日々の記帳や伝票の整理,小口現金の出納などの業務は派遣社員の方にお願いしていますので,その他の経理の中核業務は一人でも問題ないですよ」加藤主任●「私もがんばります」石川税理士●「経理担当の正社員が一人ということになりますと,例えば現預金や売掛債権の管理も一人で行うのですか?」加藤主任●「はい,今後は私が一人で行います(着眼点1.2.)。他に管理できる人間もいませんからね。小口現金の出納など,現預金を扱うものでも一部重要性の低いものは派遣社員の方にお願いしますが…」石川税理士●「一人というのは管理上の問題が出てくる可能性は大いにあります。新聞などの報道を見ても,横領や粉飾などの不正は,社内管理体制が不十分な会社で起きています。金庫や出納帳,預金通帳,銀行印,インターネットバンキングでの承認権限,売掛債権管理帳票など,その全てが一人で管理できるとなれば,横領などの不正が行える環境が整ってしまうことになります」中島部長●「いや,加藤主任はそんなことをする人間ではありません!それは私が一番よく知っていますよ」石川税理士●「誤解をしないで下さい。もちろん加藤さんが不正をするなどとは,私だって思っていません。ただ,不正が起こりやすい状況ができてしまうということで,会社としてはそ