税務サンプル|税理士が教える勘定科目別税務の着眼点

税務サンプル|税理士が教える勘定科目別税務の着眼点 page 37/40

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税務サンプル|税理士が教える勘定科目別税務の着眼点

2商品・製品・仕掛品19価損計上後の販売実績・販売価額等の資料の保管,また,複数の業者から見積書をとるなどの手続きは必須であるといえます。評価損計上の基礎となる時価に関する疎明資料の準備は,下記ポイント3-2でも同様のことがいえます。3.在庫の管理方法ポイント3-1実地棚卸の方法は?税務調査では,実地棚卸から棚卸資産計上までのプロセスや期中の棚卸資産管理方法に関し,下記のような事項に着目して調査が行われるため,実地棚卸手順や期中の棚卸資産管理に関する業務フローを作成したり,既に行われている実際の棚卸の業務フローを再確認することも重要な作業であるといえます。このような作業を通じて,預け在庫の存在が明らかになることもあるかもしれません。1実地棚卸はどのような手順で実施しているのか2棚卸担当者とは別に立会人はいるか3結果をどのように記録し整理・保存しているか4実地棚卸時の原始記録と最終的な棚卸一覧表との数字は一致しているか,一致していない場合の理由は何か5商品仕入から出荷まで(製造業であれば製品製造の工程を含む。)の物の流れは明確か,その流れに沿ってどのような帳簿書類が作成され,管理されているか6帳簿書類相互の整合性はとれているか,金額・数量に不明点はないかポイント3-2資産の評価損の適用は可能か?棚卸資産については,次に掲げる事実が生じた場合には評価損の損金算入が認められます(法令68,法基通9-1-4,9-1-5)。