税務サンプル|「純資産の部」完全解説

税務サンプル|「純資産の部」完全解説 page 25/30

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税務サンプル|「純資産の部」完全解説

74株主資本等変動計算書(1)株主資本等変動計算書の内容株主資本等変動計算書は、その事業年度中の純資産の部の項目の計数の増減を独立した計算書類として表す計算書類である。純資産の部の計数の増減をもたらすものとして、新株発行による資本金(または資本金・資本準備金)の増加、資本金の減少による資本金の減少と剰余金の増加(準備金の増加を行う場合は、準備金の増加)、準備金の減少による準備金の減少と資本金の増加、準備金の減少による準備金の減少と剰余金の増加、剰余金の減少による剰余金の減少と資本金の増加、剰余金の減少による剰余金の減少と準備金の増加、剰余金の配当による剰余金の減少(準備金の積立てを伴う場合は、準備金の増加)、自己株式の取得による自己株式の増加、自己株式の処分による自己株式の減少と剰余金の増減、自己株式の消却による自己株式の減少と剰余金の減少、欠損てん補、任意積立金の積立てまたは取崩しその他の剰余金の項目間の振替、当期純利益(または当期純損失)、評価・換算差額等および新株予約権の増減などが考えられる。これらの純資産の部の各項目の増減をもたらす取引がすべて株主資本等変動計算書によって表される。貸借対照表の純資産の部の表示方法についてはすでに解説したが、純資産の部の表示区分と同一の表示区分とし、それらの表示区分ごとの当期首残高、当期変動額および当期末残高を表示する。純資産の部の各項目は、期中に随時変動が生じうることから、この計算書類によって、前期の貸借対照表の純資産の部の各項目の残高と、当期の貸借対照表の純資産の部の各項目の残高の連続性が確保されることになる。