月刊[税務QA] Questionインフォメーション

■セレクションQ&A
CASE6
非適格組織再編(会社分割)について
税理士法人プライスウォーターハウスクーパース 税理士 深田 かおり
 
分社型分割と分割型分割の相違
 当社Xの100%子会社であるA社は、長年、業務用機械装置の販売及び保守を行う物販事業と不動産賃貸事業とを営んでおりましたが、このたび、不採算事業である物販事業からの撤退を決定しました。
  それに伴い取引先銀行に相談したところ、A社の物販事業を買い取りたいとするY社を紹介され、現在A社はY社とともに事業を移転する方法を検討しております。
  物販事業(以下「移転事業」)はそれなりに規模が大きいので、資産負債や契約関係を個別に承継す
 る事業譲渡の方法は事務が煩雑になるため避けたいと考えています。
それを考慮して、A社から移転事業を会社分割により新会社B社に切り出し、同日に当該B社株式をY社に譲渡する方法を採りたいと考えております。
  この場合の会社分割は、分社型分割と、分割型分割のどちらが、税務上よいのでしょうか。この二つの方法の税務上の相違点も含めて教えてください。
  なお、A社の分割前の税務B/Sは以下の図のとおりです。
  A社の分割前税務B/S
 分割にあたり、分割承継法人B社株式以外の資産を交付するつもりはありません。移転事業の簿価純資産価額は100億円、時価純資産価額は130億円であり、  会社分割によって新設したB社株式を分割直後に130億円でY社に譲渡する予定です。また、当社Xが保有するA社株式の簿価は160億円です。

「月刊 税務QA」2月号 36ページ


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