| 最高裁が医療法人の出資評価で判決 |
（10.9/1更新） |
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最高裁判所は、医療法人が定款によって、出資の払戻し対象から基本財産を除くと定めている場合について、出資の評価は基本財産を含めて行うとする逆転判決を行った。
この裁判は、出資の評価に基本財産を含めず、運用財産だけで評価して行った贈与税の申告に対して、基本財産を含めた額で出資を評価した更正が行われ、納税者が提訴していたもの。一審の横浜地裁は、国側の主張を認め、二審の東京高裁では納税者が逆転勝訴し、国側が上告していた。
判決では、たとえ定款で出資払戻しには基本財産を含めないと定めていても、定款自体を変更することが容易であり、基本財産に含めて評価すべきであるとの国側の主張を認めた。（この判決については、税務通信№3125に詳細を掲載。）
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