国際税務の実務入門 page 1/16
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概要:
国際税務の実務入門
はしがきi第2版はしがき経済のグローバル化が急激に進み、今まで海外取引とは無関係と思われていた人でも、これら取引の課税関係が影響するようになってきました。しかし、これらの課税関係を扱う国際税務(法人税法人税法や所得税法及び租税条約など)は、国内取引の課税関係とは異なった概念の理解が必要になります。ところが、実務ではこれら取引に直面した場合に、場当たり的に解説書等で対応せざる得ないため、なかなか体系的に理解できないというのが実態であったと思います。そこで、本書では読者が国際税務の考え方を体系的に理解できるように、なるべく平易で具体例な解説を心がけ、幸いにも初版で多くの読者を得ることができました。ただ、国際税務の基本的な考え方を理解しても、複雑な実務をこなすにはかなりのギャップがあり、ここでまた読者が立ち止まってしまうことがわかってきました。したがって、第2版として、このギャップの解消の一助になればと考え、第3編で実務編を追加することにしました。本書を契機として、ひとりでも多くの読者が国際税務の基本的な考え方やもう一つのテーマである租税回避防止規定である過少資本税制、過大支払利子税制、移転価格税制やタックス・ヘイブン対策税制などにも興味を持っていただければ幸いです。なお、実務上、復興特別所得税(所得税率の2.1%(平成25年から平成49年まで))等が所得税等に付加されています。本書では説明を簡潔にするため、これらに関しては原則として言及していませんが、事例等の実務上必要な個所には追加でコメントしています。