税務サンプル|Q&A税務調査から租税訴訟まで page 12/20
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税務サンプル|Q&A税務調査から租税訴訟まで
20Q2-1税務調査とはQ税務調査とは何ですか。犯則調査との違いは何ですか。それぞれの法的根拠、特徴を教えてください。A 税務調査とは、納税者の申告内容を調査して内容に誤りがある場合に是正を求める実地調査をいい、任意調査にとどまります。犯則調査は、脱税などの税に関する犯罪を調査し告発するための手続で、強制調査権があります。解説1我が国の所得税、法人税、相続税を始めとする国税の多くは、納税者自身が管轄の税務署や税関に対し所得などの申告を行って税額を確定させ、その税額を自ら納付する申告納税制度が採られています。しかし、自ら申告をする以上、その内容や税額には誤りが生じたり、場合によっては、悪質な納税者による虚偽の申告により納税を免れられる恐れがあります。そして、このような誤った申告が横行するようになれば、納税者間に課税の不公平感が生ずることとなりますから、そのような不公平感が生じないよう、申告内容に誤りがある場合や申告する義務があるのに申告をしていないような場合にはこれを是正させる必要があります。そこで、このような是正措置を講じさせるため、国税庁、国税局若しくは税務署又は税関(消費税に関する調査に限る。)の職員(以下「当該職員」といいます。)は、納税者の元を訪れるなどして、申告内容が正しいかどうかを帳簿等で確認するなどし、申告内容に誤りが認められた場合や申告する義務がありながら申告していないことが判明