税務サンプル|相続税・贈与税 土地評価実務テキスト page 25/28
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税務サンプル|相続税・贈与税 土地評価実務テキスト
1土地評価にあたっての基礎知識11量した方がよいといえます。この公図は土地の位置関係を把握するために、土地評価作業においては非常に重要な図面です。この公図がなければ、例えば無道路地であるかどうかの最終的な判断ができません。したがって、全部事項証明書と同様に必ず法務局またはインターネット上で取得して評価作業に活用してください。なお、市役所等の固定資産税関連の部署に、特に閲覧用ではありませんが公図を基にして作成した地籍図などを備え付けている場合があります。これは、分筆や合筆などの変更が反映されるまで時間差があり、評価時点の情報を必ずしも正確に表しているとはいえませんので、入手しても参考に留めるようにしましょう(Ⅵ1(2)2公図から読み取れること252頁)。(10)測量図の種類とその活用法測量図は実測図ともいい、確定測量図、現況測量図、地積測量図など様々な種類の図面があります。1確定測量図民有地と民有地、民有地と官有地(道路などの公共用地)の境界確定作業を経て作成された測量図です。隣接地所有者や国や市町村の立会いのもと確定された境界線や設置された境界杭が図示されています。納税資金確保のため売却する場合はこの確定測量を行う必要がありますが、図面完成まで1か月から3か月程度かかりますので、早めに土地家屋調査士等に測量依頼する必要があります。特に売却することがなければ、後述する現況測量よりも費用がかかりますので、確定測量まで行う必要はありません。2現況測量図確定測量図と異なり、境界の確定作業が一部または全部なされていな