ブックタイトル接待飲食費を中心とした交際費等の実務

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概要

接待飲食費を中心とした交際費等の実務

iはじめに 最近、「交際費が半分まで経費に!」や「交際費課税が緩和された!」というような話題を耳にしませんか? 実は、一般の方には馴染みの薄い「交際費」という制度が、今年の4月から大幅に見直され、納税者にとって使い勝手のよい仕組みとなったのです。このため、新聞や雑誌でも大きく取り上げられ、目にする機会が増えました。 とはいえ、そもそも「交際費」がどのような制度であり、どのような「改正」があったのかを理解することは、意外に難しいものです。これは、法人税が複雑な制度であることに加えて、その中でも交際費という項目が特殊であるためです。 そこで、本書では“経理実務は理解できるけど、税務は不慣れで分からない”という企業の経理担当者を対象に、無理なく、リズミカルに交際費を理解できるように解説していきます。 全体的な流れとしては、まず〈交際費の基礎のキソ〉として、交際費はおろか税務の基本もよく分からないという方を対象に、“法人税の基礎”と“交際費課税の基礎”を分かり易く解説し、その全体像をイメージしてもらえるようにします。この項目さえ理解できれば、その後の解説でつまずくことは少なくなるでしょう。 次に、交際費課税を理解する上でとても重要な7つの項目を、それぞれ〈基礎編〉と〈実務編〉に分けて解説を進めます。〈基礎編〉では、各項目のベーシックな知識を得ることができます。そのうえで、〈実務編〉では、法律や通達を交えた実践的な知識、設例などを用いて、読者の理解を実務レベルにまで引き上げます。 最後に、交際費課税の総まとめとして、実務で役立つ9つの設例を用いて、法人税の申告書の記載方法まで解説します。 企業の経理担当者が、実務で「交際費」を検討する場面において、本書を横に