ブックタイトル接待飲食費を中心とした交際費等の実務
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接待飲食費を中心とした交際費等の実務
4第1章 「交際費」の基礎のキソ③ なにをする? ⇒ 接待や贈り物などを行う 『行為』 (例:高級焼肉屋でごちそうする) これは勘定科目ではなく、あくまでも実態(中身)で判断しますので、どのような勘定科目で会計処理をしていたとしても、これらのキーワードに当てはまるものであれば、税務上は交際費になります。 ここまでのお話で、一般的な交際費と税務上の交際費との違いが、すこしだけ理解できてきたかと思います。そうすると次に「交際費と税金がどう関係するの?」という疑問がわいてきます。続いて、交際費と税金の関係について確認していきましょう。(3) 交際費と税金がどう関係するの? 交際費と税金の関係の本題に入る前に、〈会計と税務の違い〉についてお話をしておきたいと思います。交際費の話からは少々遠ざかる気がしますが、交際費と税金との関係を理解する上で土台となるとても重要なお話ですので、少しだけお付き合いください。〈会計と税務の違い〉 法人税は、会社の利益に対して、法人税の税率をかけて算出をします。会社の「利益」というと、損益計算書の「利益」を思い浮かべる人が多いかと思います。損益計算書では、「収益-費用=利益」の算式で利益を求めています。当然のことながら、交際費はこの「費用」の中に含まれています。 これに対して、法人税の計算のもとになる「利益」は、正確にいうと損益計会計収 益- 費 用= 利 益税務益 金- 損 金= 所 得× 税率=法人税