実務家のための~

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Ⅰ 社内体制  152 通帳、小切手帳、手形帳と印鑑との区分保管通帳、小切手帳、手形帳については、預金からの出金を可能とする印鑑やキャッシュカードと別の場所で保管することが必要です。万一、通帳、小切手帳、手形帳が紛失や盗難にあった場合であっても、金融機関への届出印も同時に紛失、盗難していなければ、出金される危険が抑えられます。●保管場所の例種類管理場所通帳小切手帳手形帳金庫や施錠可能なロッカー等で保管すること金融機関印キャッシュカード代表者又は経理責任者が保管すること3 小切手、手形の発行手続小切手・手形の発行には、小切手帳・手形帳と金融機関取引印鑑を使用することになります。小切手・手形の不正利用を防止するためには、小切手・手形の発行を一人で行わず、複数名で関わることが必要です。例えば、経理担当者が小切手・手形を作成し、経理責任者が小切手帳・手形帳の控えとの照合や書損じの処理が適切かを確認することが必要です。また、小切手・手形へ金融機関取引印鑑を押すのは代表者が行うなど、複数の人が小切手・手形の発行に関わることで、小切手・手形の不正発行を防止します。