ブックタイトルQ&A 「個人事業の税務」
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Q&A 「個人事業の税務」
第1章?開?業事例10棚卸資産の評価方法の選択について質問個人でリサイクル業を開始しました。古物商の許可証をとって一般家庭から中古家具等を購入して販売します。この場合の年度末の棚卸資産の評価方法はどのような方法があるか、私の事業に適していると思われる評価方法を教えてください。回答事業に応じた棚卸資産の評価方法を検討し、単価と数量等を勘案してリサイクル業に適した、把握しやすい棚卸資産の評価方法を選定します。一般的には売価還元法か、あるいは、棚卸数量が少なければ個別法なども考えられます。棚卸資産の評価方法の選定及び変更は税務署長に届出書が必要です。評価方法を選定しなかった場合の法定評価方法は最終仕入原価法となります。解説棚卸資産の評価価額は、税法で定める評価の方法から納税者が選定し、納税者の所轄税務署長に届け出た評価の方法による金額、あるいは、税法で定める評価方法により評価した金額となります(所法47)。棚卸資産の評価の方法の選定は、事業の種類ごとに、かつ、商品等の棚卸資産の区分ごとに選定しなければなりません。この選定は、納税地の所轄税務署長に届け出なければ選定できません(所令100)。選定しなかった場合または選定した方法により評価しなかった場合の法定評価方法は、最終仕入原価法によります(所令102)。評価の方法は、原価法のうち個別法、先入先出法、総平均法、移動平均法、19