ブックタイトルアジア 税の基礎知識
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アジア 税の基礎知識
第2部アジア各国(地域)の税制・税務行政の概要1税制の概要中央政府及び州政府の税収総額(2013~2014予算)は20.3兆ルピーで内直接税が33.4%(内法人所得税が20.6%、法人所得税以外の所得税が11.9%)、間接税が66.6%(内一般販売税が24.8%、サービス税が8.9%、物品税が9.7%、関税が9.2%)を占めます。中央政府の税収は12.4兆ルピー(内3.5兆ルピーが州政府への配分額)、州政府の税収は8.0兆ルピー(中央政府からの配分を合計すると11.5兆ルピー)となっています(Indian PublicFinance Statistics 2013~2014)。長年の懸案であった全国一律の物品サービス税GST(Goods andService Tax)導入については、2015年2月28日の2015年インド連邦予算案において、2016年4月1日までに実現する方針が再確認されました。GSTの導入は間接税制度の合理化を実現する革新的な移行とみなされており、インドでの事業活動を円滑化する共通市場の形成を通してインド経済を変革することが期待されています。ただ、GST導入はこれまでも何度か延期されており、実際に予定通り導入されるかは予断を許しません。80