ブックタイトルアジア 税の基礎知識
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アジア 税の基礎知識
1.インド2主要な税の概要主な税目としては、直接税として、法人所得税(Corporation Tax)、個人所得税(Taxes on Income)、富裕税(Wealth Tax)、土地収入(LandRevenue)、間接税として、連邦消費税(Union Excise Duties)、州物品税(State Excise Duty)、サービス税(Sales Tax)、中央売上税(CentralSales Tax)、関税、印紙及び登録税(Stamp and Registration Fees)があります。インドの税制は相当に複雑で州独自の税目もあるほか変更も多くなっています。相続税・贈与税はありません。ただし、対価なしに合計5万ルピーを超える金額、収入印紙額が5万ルピーを超える不動産、あるいは適正市場価格が5万ルピーを超える不動産を受領した場合は、「その他の所得」として所得税の課税対象になります。ただし、親戚からの受領、結婚の際の受領、遺言・相続による受領、贈与者の死亡による受領の場合は、課税されません。以下、主な税目について現行制度を説明します。流通税制(1)概要インドでは多様な間接税が存在しており、かつ一部の間接税は州政府が独自に課税できることから、複雑な間接税体系になっています。主な間接税としては、物品税(Excise Duty)、関税、サービス税、中81