税務サンプル|Q&Aで理解する 医療法人のための法務・労務・税務

税務サンプル|Q&Aで理解する 医療法人のための法務・労務・税務 page 1/30

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概要:
税務サンプル|Q&Aで理解する 医療法人のための法務・労務・税務

はしがき平成27年9月、第189回国会(常会)において、「医療法の一部を改正する法律」(平成27年法律第74号)が成立しました。同法による医療法の改正内容については、地域医療連携推進法人制度の創設がクローズアップされがちですが、全ての医療法人が絶対に看過してはならないのは、もう一つの改正の柱である医療法人制度の見直しであり、平成28年9月1日より施行が開始される改正規定は、これまでの医療法人運営の在り方を根底から揺るがすほどのインパクトをもった内容になっています。従来の医療法は、医療法人に関するルールの規定が不十分であったといわざるを得ず、その結果、医療法人運営の現場では、独自の慣行や運用が事実上罷り通っていることもあったようですが、上記の改正により、今後は、法的根拠を欠く慣行や運用は通じなくなるという前提で医療法人の運営に取り組んでいく必要があります。本書は、このような医療法人法制の変革を十分に踏まえた上で、法務・労務・税務の各専門家(弁護士・社会保険労務士・税理士)が、各50問(計150問)のQ&Aを通じて、新法制下における医療法人運営の道標を示すことを試みたものです。本書の最大の特長は、日々の業務の中で医療法人に関する多種多様な問題を手掛けてきた3つの分野の実務家が結集し、自らの経験に裏打ちされた実用的な解説を平易な表現で行っているところにあり、医療法人の役員、幹部職員、顧問税理士等の関係者にとって、現場で実際に役立つ内容になっていると自負しています。厚生労働省の統計によれば、平成28年3月31日現在、我が国には5万1,958の医療法人が存在しており、都市部においても地方においても、