税務サンプル|Q&Aで理解する 医療法人のための法務・労務・税務

税務サンプル|Q&Aで理解する 医療法人のための法務・労務・税務 page 14/30

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税務サンプル|Q&Aで理解する 医療法人のための法務・労務・税務

2第1章医療法人の法務Ⅰ総論Q 1医療法人の意義医療法人とはどのような法人ですか。その法的メリットや法的特徴も合わせて教えてください。A1意義医療法人とは、1病院、2医師若しくは歯科医師が常時勤務する診療所又は3介護老人保健施設を開設することを目的として、医療法の規定に基づき設立・運営される法人を意味します(医療法39参照)。医療法人でない者は、その名称中に、「医療法人」という文字を用いることができません(医療法40)。2法的メリット法的側面から見た場合、医療法人によって医療機関等を開設することの最大のメリットは、医療機関等の運営に関して生じる責任の範囲を限定し得る点にあるといえます。すなわち、医療法人によって医療機関等を開設している場合は、当該医療機関等の運営に関して発生する債務(例:金融機関からの借入金、入居している建物の賃料、医療機器・医薬品等の代金、複合機等のリース料、従業員の給与、公租公課)については、当該医療法人の資産をもって弁済すればよく、理事長等は、