ブックタイトル【改訂】実例 耐用年数総覧

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【改訂】実例 耐用年数総覧

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【改訂】実例 耐用年数総覧

第一章基本事項1 償却の意義問償却とはどういうことですか。答事業をする人は,どれぐらいもうけているか,どれぐらい損しているかが,一番関心があるところと思います。しかし,毎日,もうかった,損が出たと計算することは不可能でしょう。そこで,一定の期間を定めて損益を計算することになりましょう。会社法でも,会社は各事業年度ごとに決算を行い計算書類(貸借対照表,損益計算書等),事業報告書等を作成しなければならないこととしています。このように一定の期間を定めて損益計算を行うことを期間計算といっています。期間計算は,具体的には,一定の期間に実現した収益と発生した費用,損失を計算することを意味します。したがって,数期間にわたって使用できる建物や機械装置などを購入した場合に,その購入した時に購入価額の全額を費用として計上することは,期間計算上問題があります。つまり,建物や機械装置のようなものは,その使用される期間にわたって収益を得るために使用されながらその価値が減価していくものですから,その購入価額は,その使用期間にわたって,費用とするのが,期間計算上相当と考えられます。建物や機械装置のようなものについて,事業年度ごとに,その減価した額を見積って費用として計上することを「減価償却」といっています。会社法でも,固定資産については,各事業年度末において「相当の償却」を3