ブックタイトル【改訂】実例 耐用年数総覧

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【改訂】実例 耐用年数総覧

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【改訂】実例 耐用年数総覧

47 2以上の用途を有する船舶の耐用年数問当社が目下建造中の船舶は,総トン数8万トンで,鉱石及び油のどちらでも運搬できるような設計構造になっており,完成後は主として三国間の運送に従事し,荷主の要求に応じて,随時鉱石あるいは油を運搬する予定です。ところで法定耐用年数の適用上,鉱石運搬船については,耐用年数表別表第1の「船舶」の「船舶法第4条から第19条までの適用を受ける鋼船」の「その他のもの」により15年となるのに対し,油運搬船は同じく「船舶」の「船舶法第4条から第19条までの適用を受ける鋼船」の「油そう船」により13年となっていて,いずれを採用したらよいか判断がつきませんので,よろしくご教示ください。答ご質問のように,同一の資産についてその用途により異なる耐用年数が定められている場合において,当該資産が2以上の用途に共通して使用されているときは,それぞれの用途により同一の資産を区分して2以上の耐用年数を適用するのではなく,当該資産の使用目的,使用の状況等を勘案して,合理的と認められる用途に供されているものとしてその適用すべき耐用年数を判定し,その判定の基礎となった事実が著しく異ならない限り,継続して適用するものとされています。したがって,ご質問の場合も当該船舶の主たる用途が鉱石運搬船であるか油そう船であるかを,運航計画表その他具体的資料により判定のうえ,いずれか一つの耐用年数により償却することになります。48 転用後の耐用年数問年1回決算法人(4月~3月)です。9月に今まで工場の事務所(木造)に使用していた建物を倉庫に改造しました。この場合の耐用年数の適用と償却の計算について説明してください。80 第二部 耐用年数の適用等に関する質疑応答