ブックタイトル土地評価に係る現地調査の重要ポイント

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概要

土地評価に係る現地調査の重要ポイント

Iはしがき土地の評価は千差万別。「あの土地」と「この土地」は別の土地であり、評価が同じという土地は一つとしてありません。評価してみたら、結果的に同額になる場合はありますが、すべての土地はそれぞれ違うものなのです。相続税法第22条には「相続、遺贈又は贈与により取得した財産の価額は、当該財産の取得の時における時価」と書かれています。しかし、個々に千差万別な土地は、実際に売買してみないと「時価」はわかりません。また、実際に売買したとして、本当にその土地の「適正な時価」で売れたのでしょうか?大切な財産である土地を売りに出さなければならない理由は、個々に異なります。よんどころ無い事情があって、捨て値でも売りたい!という事情があるお宅では「適正な時価」ではなく、「必要な資金相当額」で売らざるを得ない場合もあります。相続の開始があってから10か月以内に相続税の申告をしなければならないのはご存知の通りです。そして、相続税の申告案件の大部分は、土地の評価という作業が伴ってきます。この10か月という短い時間の中で、「土地の適正な時価」の算定を行うのは、時間的に難しいどころか、ほとんどのケースにおいて、困難どころか「無理!」と言わざるを得ません。