ブックタイトル第2版 費財の誤りやすい届け出・申請手続の実務対応

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概要

第2版 費財の誤りやすい届け出・申請手続の実務対応

改訂に当たって本書を執筆した動機は、税の専門家である税理士が加入する税理士賠償責任保険の事故事例において長年に渡り、全体の事故件数の中で、その4割を超える件数を占めるワースト1の税目が消費税であり、さらに、その主な原因が「届出書・申請書」の提出失念、あるいは誤選択によるものとの分析データが存在していることでした。こうした「消費税の届出・申請手続きのミスやトラブルを未然に防止するためには、実務における過去の失敗事例から学ぶべきである」という発想が、本書を執筆することとなった経緯です。本書では、税務実務に従事する者が初心者であっても、消費税の届出・申請手続きを体系的に理解が出来るように、第1編で各届出書・申請書の「制度のあらまし」を、第2編では「実務で誤りやすい事例検討」をPART別に厳選し、なるべく平易で具体的な解説を心がけました。また、Check Point !やOne Point Advice !によりミスを防止するための留意点や、ミスが発生した場合の対処法としては、どのようにすべきかを記載しています。第3編では、実務で多く使用される「届出書・申請書の様式と記入すべき事項」を掲載しています。上記のコンセプトにより執筆した本書は、幸いにも初版で多くの読者を得ることができ、第2版を発行することとなりました。今回の改訂の主たる目的は、次の2点です。1つは、初版発行後の消費税法の改正(届出・申請手続きに関する事項)に関連し、新規項目を追加及び初版の記述を更新するとともに、それに伴う解説を加えています。具体的には、平成28年度改正における「高額特定資産を取得等した場合の納税義務の免除の特例制度」の創設を新たに加筆しております。i