ブックタイトル【第6版】ビジネス簿記入門

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【第6版】ビジネス簿記入門

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【第6版】ビジネス簿記入門

簿記の基本1-1 簿記商店や会社の経営者は、たとえば、○年1月1日から○年12月31日までのもうけ(利益)はいくらか(経営成績)、○年12月31日の財産はいくらあるのか(財政状態)など、事業活動の結果を定期的に知ることが必要です。経営者は、これに基づき経営計画をたてます。また、取引先や投資家等は企業の経営実態を読み取り、信用状況を判断します。簿ぼ記きとは、事業活動によって生じるお金やものの出入りを一定のルールに基づき帳簿に記録し、計算、整理して損そん益えき計けい算さん書しょ(経営成績)や貸借対照表たいしゃくたいしょうひょう(財政状態)などを作成する会計処理の技術です。会計処理(記帳)は、コンピュータの発達により簡単にできますが、簿記の原理がわからないと損益計算書や貸借対照表などが正しく作成されているかどうかがわからず、事業の経営状態を的確に読み取ることもできません。簿記では、事業活動によって生じるお金の出入りや商品の仕入れ、販売など、財産が増加したり減少したり変化することを取とり引ひきといいます。簿記では、ひとつひとつの取引を次のようにデータ化して帳簿に記録します。① 商品を仕入れた→仕入② 商品を販売した→売上③ 従業員に給与を支払った→給料④ 電話代を支払った→通信費⑤ 店舗の家賃を支払った→支払家賃⑥ 銀行に預金した→預金簿記では、データ化した仕入、売上などの単語のことを勘かん定じょ科うか目もくまたは単に科目といいます。そして仕入は仕入勘定しいれかんじょう、売上は売上勘定うりあげかんじょうといいます。― 1 ―