ブックタイトル【第6版】ビジネス簿記入門
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【第6版】ビジネス簿記入門
1-3 資産資し産さんとは、財産のことです。商店や会社などの企業が、営業活動のために所有する現金や預金、商品、建物、土地、車両運搬具、機械などがこれにあたります。資産は、現金のほかはいずれも、今すぐか将来、現金に換えることができるもの(換金性のあるもの)です。◇ 資産の勘定科目の具体例現げん金きんお金、通貨(100円玉などの硬貨や1万円札などの紙幣のこと)預よ金きん普通預金、定期預金、当座預金など銀行や郵便局に預けているお金受うけ取とり手て形がた手形をもらった場合の手形代金を満期日に受け取る権利売うり掛かけ金きん商品を掛かけ(“つけ”のこと)で売ったときの未回収代金有ゆう価か証しょう券けん株式、社債、国債、公債、投資信託など商しょう品ひん販売を目的として所有している品物貸かし付つけ金きんお金を貸した側の返してもらう権利未み収しゅう入にゅう金きん商品以外のものを売った場合などの未回収の代金建たて物もの店舗、工場、事務所、倉庫など機き械かい製造業などで製品の製造などに使用する機器車しゃ両りょう運うん搬ぱん具ぐ自動車、トラック、オートバイなど備び品ひん机、いす、パソコン、コピー機、応接セット、ショーケースなど土と地ち店舗や工場、事務所、倉庫などの敷地、駐車場用地、田、畑、山林など資産を分類するとお金と物もの、債さい権けんに分かれます。お金とは現金のこと。物とは商品、建物、機械、車両運搬具、備品、土地など、形があってそれ自体に価値があると認められるもので、それを所有する権利です。民法では物ぶっ権けんと称しています。一方、債権とは、人(株式会社など法人を含みます。)に、ある一定の行為を請求する権利をいいます。預金、受取手形、売掛金、有価証券、貸付金、未収入金などは債権です。債権は物権と大きく違い、相手が人であり、相手に支払能力がなければ、その債権は回収できなくなり貸倒れとなります。― 4 ―