税務サンプル|平成29年版 わかりやすい相続税贈与税

税務サンプル|平成29年版 わかりやすい相続税贈与税 page 15/22

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税務サンプル|平成29年版 わかりやすい相続税贈与税

151相続税,贈与税はどんな税金か1相続税はなぜ課税されるのか?相続税の性格税金とは,私たちが社会生活を営んでいくために,国や地方公共団体が国民から徴収するもので,これらは,社会秩序を維持し,また,国民の生活向上のための費用に充てられています。つまり,税金とは,私たちがわが国で生活していくための共通費用を捻出するために課されるものといえましょう。ところで,税金と一口にいっても,その数は大変に多く,現在では,国税と地方税を合わせれば,およそ50種類にも達しています。これらの税金は,その性格によっていくつかに区分できますが,まず,課税する立場からみて,それが国であるか地方公共団体であるかによって,国税と地方税とに分かれます。また,納税する人と税金を負担する人が同じ人であるか否かによって,直接税と間接税とに区分できます。さらに,課税の対象となるものが所得であるか財産であるか,あるいは私たちが物を消費したことにあるのかなどによって,収得税(所得税,法人税など),財産税(相続税,固定資産税など),消費税(消費税,酒税など)といった区分もされています。このような分類に従ってみると,相続税とは,相続という原因によって財産を取得した人に対して国が課税するものですから,直接税としての国税であり,また財産税としての性格を持っていることになります。