税務サンプル｜平成29年版　わかりやすい相続税贈与税 page 18/22

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税務サンプル｜平成29年版　わかりやすい相続税贈与税

18 1相続税，贈与税はどんな税金かによってどのように税額が変わるかをみたのが次の表です。遺産額相続人妻のみ妻と子１人妻と子２人妻と子３人１億円２億円３億円５億円10億円千円千円千円千円千円－－－－－妻－妻－妻－妻－妻－子3,850子16,700子34,600子76,050子197,500計3,850計16,700計34,600計76,050計197,500妻－妻－妻－妻－妻－子1,800子6,750子14,300子32,775子89,050子1,800子6,750子14,300子32,775子89,050計3,600計13,500計28,600計65,550計178,100妻－妻－妻－妻－妻－子875子4,058子8,467子19,875子55,450子875子4,058子8,467子19,875子55,450子875子4,058子8,467子19,875子55,450計2,625計12,174計25,401計59,625計166,350（千円未満四捨五入）この計算は，遺産を法定相続分どおり分けたものとし，妻については「遺産の法定相続分」までは相続税が課税されないという特典がありますから，これを利用したものとして試算しています。これをみると，たとえば妻と子２人の場合は，遺産額が１億円ですと相続税も360万円と比較的わずかな額で済みますが，２億円となると1,350万円と急激に増加し，さらに５億円ともなると相続税も6,500万円以上になります。大きな資産家ともなれば，一度相続があると，遺産の半分近くが相続税として徴収されてしまうわけで，俗に「相続が３回続くと遺産がなくなる」などといわれているのも相続税が原因かもしれません。