ブックタイトル税務サンプル|四訂版 資本等取引をめぐる法人税実務

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税務サンプル|四訂版 資本等取引をめぐる法人税実務

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概要

税務サンプル|四訂版 資本等取引をめぐる法人税実務

はしがき(初版)本書は、平成15年10月に税務研究会出版局から刊行した『「自己株式・組織再編と資本の部」の会計と税務』を装いも新たに改題したものです。増資・減資等新たに章をたて、設問を加えたうえ、旧版刊行後の法令・通達の改正を織り込み、必要な箇所の改訂を行いました。ここ数年の商法改正は、会社分割制度の導入、金庫株解禁、法定準備金の取崩し等、「資本の部」に関するものが多く行われてきています。これは、バブル経済崩壊後の企業利益の低迷や不良債権等による自己資本比率の低下により脆弱になっている企業体質を変えるため、資本の部の異動を柔軟にすることにより、株主に対する配当可能利益を創出し、早急に株価を回復させることで、高い収益力のあるより機動的な企業経営が可能となるからです。しかし、資本充実における企業会計と税務との考え方はますます乖離しており、法人税実務において、個々の取引についてどのように調整したらいいのか判断に迷うケースが少なくないと思われます。そこで、本書は、資本の部に異動が生じた場合の企業会計の処理に対する税務処理の調整の方法について、仕訳や別表四、五(一)の記載例を含め、具体的な事例を用いて解説しました。また、株主側の処理についても併せて説明しています。なにぶん、時間的な制約等により不十分な点につきましては、今後読者諸氏のご意見等を得て更に充実したものにしていきたいと考えています。なお、連結納税に関する規定については言及していません。本書が、企業の経理担当者や職業会計人諸氏の実務に少しでもお役に