ブックタイトル【改訂】国際取引の消費税QA

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【改訂】国際取引の消費税QA

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概要

【改訂】国際取引の消費税QA

は し が き消費税は、国内において行われる消費を課税の対象としており、国外から輸入される貨物についてはその輸入時に課税し、また、国外に輸出される貨物は輸出免税の対象としてその課税を免除し、その輸出する貨物の取得等に課された消費税は仕入税額控除により税負担のない状態に置く形で国境税の調整が行われます。輸出免税は、国内取引に該当するものをその対象としますから、国外取引に該当するものはその対象とはなりません。したがって、国内取引に該当するものかどうかを判断し、国内取引に該当するものについては輸出免税取引に該当するものかどうかを判断しなければなりません。また、非課税とされる取引のうち輸出取引等に該当する一定のものについては、これを課税取引に含めて課税売上割合を計算し、その非課税取引のコストになる部分の消費税も事実上仕入税額控除の対象とすることとされています。このように、国際取引など国外との関連取引についての消費税の取扱いは相当判断に迷うものが多くあります。本書では、序章で、一般的な消費税の概要を述べた上で、第1 章で輸入取引、第2 章で取引の内外判定(編注 五訂版において、第3 章として「納税義務の転換」を挿入し、以下の章立てを順次繰り下げています。)、第3 章で輸出免税取引、第4 章で非課税資産の輸出取引、第5 章で仕入税額控除、第6 章で申告その他に区分し、各章ではそれぞれの取扱いの概要を解説した上で、事例に基づくQA を掲載する編集を行っています。しかし、各事例は、内外判定と輸出取引、輸入取引と課税仕入れなど密接に関連する事項が多くあり、掲載した箇所の章だけの内容にとどまらない編集になっていますので、ご留意いただきたいと思います。本書は、永年にわたり㈱税務研究会の発行月刊誌「国際税務」の「輸出、