ブックタイトル実例で見る「相続」の勘どころ

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概要

実例で見る「相続」の勘どころ

IV私自身が昭和57年に東京国税局に入局して、相続を中心とした税務の職場に就いてから36年。私の実父である吉野政幸が昭和36年に東京都大田区に税理士事務所を開業して56年。現在の税理士法人の母体となった故石渡喜一が昭和26年に神奈川県小田原市に税理士事務所を開業してから66年。その間に相続に関する相談や申告・手続きに携わった事例は数千件であるのか1万件を超えるのかは定かではありませんが、その長い年月の中で実例として携わったものの中から30ほどの事例を本書に掲載しました。個人情報保護、守秘義務などのため、実例そのものではなく、いくつかの事例の混合であったり、1つの事例を分散するなどしておりますことをご承知おきください。また、本書は、「人生において相続を何度も経験されない一般の方々」や「会計事務所、行政書士事務所の職員様」が主に読んでいただく「相続手続きの入門書」、「職員研修用教材」と位置付け、『親しみやすい相続関係書籍』を目指して書いております。平成29年に出版した「土地評価に係る現地調査の重要ポイント」(吉野広之進著。税務研究会出版)と同様に「親しみやすく」読んでいただくために、全30事例は語り口調、会話形式で始まっています。前述の「土地評価に係る…」の書籍と登場人物や設定は同様としてありますが、本書を初めてお読みいただく方のために、登場人物などの説明から始めましょう。