ブックタイトル実例で見る「相続」の勘どころ

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概要

実例で見る「相続」の勘どころ

はしがきVここはとある地域にある会計事務所。所長の“高橋健太”は、今年で開業20年を迎え、気が付けば50代に突入したばかり。この20年で、職員も関与先も徐々に増え、現在は総勢10名ほどの事務所になりました。所長自身は、過去から資産税案件を数多く手掛けてきたのですが、近年は、相続税案件の依頼が増えてきたことから、資産税の担当者を置くこととしました。その担当者に選ばれたのが、入社10年目になる西田君です。ずっと、法人を中心とした関与先の担当をしてきたので、資産税案件を担当したことがありません。しかし、資産税には興味があったことから、独学で相続税法を少し勉強していました。その努力が認められて、今回資産税担当として抜擢されたのです。お調子者で楽観的。しかし負けず嫌いの性格から、資産税担当になったことで、今はヤル気満々です。相続税案件を何件か担当し始めましたが、現場での経験がないので苦労しているようです。そんな西田君の補助を行うのが、入社3年目の祐子ちゃんです。年齢は20代前半と西田君より年下で、相続税の勉強も特にしたことがありませんが、所長の補助として相続税案件を何件も手伝ってきたことから、西田君よりも経験があります。そんな二人が、色々な相続案件に携わっていきます。では、早速高橋会計を覗いてみましょう…。平成29年11月税理士・行政書士吉野広之進