ブックタイトル居住用財産に係る税務の徹底解説

概要

居住用財産に係る税務の徹底解説

得税、保有時においては、固定資産税を主とし、昨今のタワーマンションに係る節税問題に一つの規制を講じた点などを解説しています。第3 章においては、居住用財産の賃貸に焦点を充て、不動産所得における事業的規模の判定基準や、よく問題となる不動産管理会社の管理料等について、裁決判決を多数用いて、詳説しています。第4 章では、居住用財産の譲渡に係る税務として、譲渡益が生じた場合の3000万円控除等、譲渡損が生じた際の損益通算・繰越控除等、そして昨年、新たに創設された空き家の3000万円控除特例などを解説しています。第5 ・6 章においては、居住用財産の相続、贈与のうち、小規模宅地等特例、住宅資金贈与特例等を取り上げています。また、それぞれの章において、必要に応じ、「制度の留意点」として計算例等を掲げ、より具体的な事例を用いることにより、理解を深められるよう構成しています。居住用財産における各種特例を取り上げている書籍はかなり出版されていますが、本書のように1 冊に構成されているものはそれほどありません。それだけに、税務関係の担当者の方にとって、少しでもお役に立てられれば望外の喜びです。平成29年11月著　　者