ブックタイトル医療費控除のすべてがわかる本

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医療費控除のすべてがわかる本

I 医療費控除を受けるために― 22 ― なお、疾病予防や健康増進のために購入した医薬品の代金は医療費にはなりません。? 病院、診療所や助産所へ収容されるための人的役務の提供の対価 急病や怪我などで病院等へ運ばれる費用はこれに当たります。 また、交通運賃、タクシー代のようなものもこれに当たります。 なお、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、指定介護老人福祉施設、指定地域密着型介護老人福祉施設への収容のためのタクシー代等も対象となります。? あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師に支払った施術料 疲れをいやす、体調を整えるなど、治療に関係のない施術料は、医療費にはなりません。その施術が医師の指示によるなど、その施術の目的が何であるかが医療費になる、ならないの分れ目になっています。 実際問題として、この判定はかなり微妙で、施術内容によっては「医療費控除」の対象と認められないものがあります。少なくとも神経痛、腰痛などの症状に基づく施術でなければなりません。? 保健師、看護師、准看護師又は特に依頼した人による療養上の世話を受けるために支払った費用 「療養上の世話」とは一般的に付添いのことで、付添料といってよいでしょう。 病人の付添いについては、現在、家政婦派遣所等に依頼して派遣してもらうのが一般的ですが、この場合の付添料も医療費控除の対象になる医療費とされています。表題のような、保健師等に限られているものではありません。 ただし、お礼は含まれません。 たとえば、付添人に支払う所定の付添料(食費・交通費も負担する例が多いようです。)の他にナニガシかのお礼を包んだとしても、そのお礼までは医療費になりません。 また、家族や親戚縁者に付添いを頼んだ場合は、たとえ付添料の名目でお金を払っても、医療費とはされないことになっています。 看護師にお礼としてお金や品物を渡す費用も同様です。? 助産師による分べんの介助及び妊婦又は新生児の保健指導を受けた費用 これについては、説明を加える必要はないと思います。助産師のことを昔から産婆さんともいいますが、自宅で出産される人も多いようですね。? 国民健康保険で療養の給付を受けた人の市町村等からの告知などに基づいて納付し