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概要

法人税ナビ

◆本書の構成◆基本的に見開き1ページで1項目としています。図表と文章で制度内容をわかりやすく解説しています。ページの冒頭に、この項目のポイントをコンパクトにまとめています。第Ⅰ章法人税の概要3事業年度とは3事業年度とは事業年度とは法人税の計算単位となる期間のこと■事業年度とは、法人の所得を計算するための計算期間のことをいいます。■事業年度は定款で定められていることがほとんどで、通常は1年間です。例えば、定款で定めた事業年度が4月1日~3月31日であれば、法人税の計算単位も同様の期間で1年間となります。1年間1年間×1年×2年×3年4月1日4月1日4月1日事業年度事業年度Q定款とは?会社を設立する際に作成する、会社を運営していく上で最もA重要なルールを定めたものをいいます。定款で事業年度を定めるか否かは任意ですが、ほとんどの会社で定めています。事業年度は定款で定めている法人税は、法人が“一定の期間”で得た所得に対して課す税金であるため、法人税を計算するためには、計算単位となる期間を決めなければなりません。この計算期間のことを「事業年度」といいます。法人の事業年度は、通常は定款の中で「当会社の事業年度は毎年4月1日から翌年3月31日までの1年とする」というように定められています。法人税の計算は、定款で定めた事業年度ごとに行うことになります。税理士からのアドバイス事業年度の決め方会社法上、事業年度は原則として1年を超えてはいけないことになっていますが、短い分には問題ありません。事業年度を3ヶ月ごとや6ヶ月ごとの期間にすることも可能です。ただし、事業年度ごとに決算をしなければならないため、ほとんどの会社では事業年度を1年にしています。また、事業年度の末日は月末でなくても構わないため、定款で「毎年2月21日から翌年2月20日まで」のように決めることも可能ですが、やはり特別な事情がなければ月末を事業年度の末日にしている会社がほとんどです。上場会社グループのように、複数の会社で1つの企業集団を構成している場合は、グループ会社全体で事業年度を合わせるのが通常です。税理士からのアドバイス日本の法人の事業年度の特徴日本の法人の場合、国の会計年度に合わせて事業年度を4月1日から3月31日までとしている法人が多く、次に、暦年である1月1日から12月31日としている法人が多いのが特徴です。知識を実務に活かすための情報を「税理士からのアドバイス」として掲載しています。6 7法人税_再校3.indd 6-7 2017/12/07 11:09:13iii