ブックタイトル減価償却ナビ

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概要

減価償却ナビ

1減価償却とは費用が大きいと…法人税が少なくなる法人の利益に対しては法人税がかかります。法人の利益は収益から費用を差し引いて計算します。費用が大きければ利益が減少するので、法人税の負担も少なくなるという仕組みです。資産の購入代金は支出時に費用処理できない事業に必要な建物や機械装置の購入には多額の資金が必要になります。購入代金が費用になるから税金が減って助かる……と思いたいところですが、実際はそんなに上手くはいきません。事業に必要な資産は取得後数年又は数十年にわたって使用されるものであるため、購入時に一括して費用処理することはできないのです。購入後すぐに消費される消耗品と同様に取り扱うわけにはいかないということです。ずっと費用にならないの?かといって永久に費用にならないわけではありません。これらの資産は、法人の事業のために使用することにより、又は時の経過により劣化し、資産価値が徐々に減少していきます。したがって、その資産を使用できる年数にわたってその資産価値の減少分を費用に計上していくという考え方がとられています。このように費用化していくことを「減価償却」といい、減価償却により計上される費用のことを「減価償却費」、減価償却により費用化される資産のことを「減価償却資産」と呼んでいます。なるほど!少しずつ費用にするのか!3