ブックタイトル税務サンプル|「固定資産税の税務・会計」完全解説

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税務サンプル|「固定資産税の税務・会計」完全解説

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税務サンプル|「固定資産税の税務・会計」完全解説

2序章固定資産の意義と税務・会計上の論点第1節固定資産の意義企業が保有する資産のうち、営業循環の過程にあるもの、および営業循環の過程にはないが決算日から1年以内に費用化または現金化されるものは流動資産に分類される。この流動資産以外の資産が、固定資産として分類される。固定資産とは、企業の主たる営業活動のために使用することを目的として長期間保有される資産および投資その他の目的のために長期間保有される資産をいう。それらの資産について、通常加工または売却は予定されていない。固定資産に該当するのか流動資産に該当するのかの区別は、実体的な属性に基づくのではなく、その所有者との機能的な関係により判断される。例えば、所有している目的が販売目的なのか使用目的なのかによって、同じ土地でも流動資産である棚卸資産に計上することもあれば、固定資産に計上することもある。もっぱら目的概念であると解されている。企業会計原則によれば、固定資産は、1有形固定資産、2無形固定資産および3投資その他の資産に分類される(企業会計原則第三貸借対照表原則四(一)B)。このうちの有形固定資産および無形固定資産は、いずれも企業の営業活動のために使用することを目的として保有するという点において共通性を有している。それに対して、投資その他の資産は、投資など企業の主たる営業活動以外の目的のために保有される資産であり、性質を異にしている。