税務QA 2016年10月号

税務QA 2016年10月号 page 13/16

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概要:
税務QA 2016年10月号

【連載】会計事務所のためのExcel活用法第6回お店管理編(Excelとスマートフォンとの連携)-その2公認会計士・税理士・システム監査技術者芝野稔前回は、クライアント(顧客)側において現金管理及び収益管理するためにスマートフォン(スマホ)でデータを入力してもらうための仕組みとして、会計事務所側において準備しなければならないExcelファイルの作成方法を説明しました。今回は、このExcelファイルを、スマホで使えるアップル社のNumbersアプリを使って、Numbersでも使えるように変換する方法とスマホに簡単に入力ができるフォームの使い方のご紹介、並びに実際にクライアント(顧客)でスマホを使った場合に、クライアント側からのNumbersファイルの送付から会計事務所側で会計システムにエクスポートするまでの方法をご説明します。【画面1】1クライアント側(スマホ利用)のNumbersファイルの作成(1)Numbersファイルへの変換前の制限事項8月号で作成したExcelファイルは、基本的にはNumbersファイルと互換性があり、概ね、セルに設定された関数や計算式はそのまま使えます。しかしながら、「明細」シートで作成したG列の「月」で設定した関数や計算式は、今回そのままでは使えません。A列の日付に何も入っていない状態でNumbersファイルに変換すると、G列の「月」で設定した計算式がうまく変換されない結果となっています。このため、下記のように「明細」シート上で対応します(【画面1】参照)。・セルA2には、開始日付(例えば、2016年4月以降のものを入力する場合は「2016/4/1」)を入力します(結果として、セルG2には4月と表示されます。)。・セルD2には、「繰越」を入力します。・セルE2には、出納帳をシステム化する時の開始残高を入力します。・セルG3の計算式を4行目以降もコピーした場合(8月号2(2)4参照)は、セルG3以降の計算式の入ったセル(今回の例ではセルG350(注))までの計算式をいったん削除し、セルG2の計算式のみを残します。Numbersファイルへ変換された後でG2の計算式をコピーするようにします。(注)今回は便宜上、最大入力件数を349件とする前提で説明しています。(2)Numbersファイルへの変換1ソフトの購入と使用法Numbersソフト(アプリ)は、スマホのAppStore(アップルストア)からインストールします(2013年9月1日以降にiOS9以降を搭載したiPhone、iPad等を購入等した場合はNumbersソフトは無料です。)。また、Numbersの基本的な使い方は、アップル社のサイトをご参照ください(https://www.apple.com/jp/support/ios/numbers/)。2ファイルの変換メールを使って、8月号で作成したExcel64 zeimu QA 2016.10