この本は新人所員が経験する初めての業務内容を、税法の垣根を越えて取り上げます。
先輩と新人コンビの会話形式で気軽に読むことができます。
月ごとにこんな内容を掲載しています。
1.税理士事務所の仕事の概要と年間スケジュール
2.法人の年間スケジュール【3月決算法人】
3.個人事業主の年間スケジュール
4.AI・フィンテックで進化する会計ソフト
5.変化する税理士事務所の業務① 経営助言
6.変化する税理士事務所の業務② 保証業務
7.変化する税理士事務所の業務③ 資産コンサル
1.消費税納税義務の判定
2.税込経理と税抜経理
3.非課税と不課税、免税取引
4.車両を売却したとき
5.前払費用と繰延資産
6.発生主義と実現主義と現金主義
7.減価償却と一括償却資産と償却資産の申告
8.交際費
9.寄附金
10.役員報酬
1.申請書と届出書
2.法人税・消費税の申告期限
3.固定費・変動費・損益分岐点
1.源泉徴収に関する注意点
1.税理士試験
1.税務調査
2.税務署からの連絡~事前通知~
3.税理士事務所での調査前の準備
4.調査当日の流れ
1.調査後から調査終了までの流れ
1.年末調整は確定申告のミニチュア版
2.生計が一とは
3.扶養控除と配偶者控除
4.配偶者特別控除
5.合計所得金額と総所得金額等
6.寡婦控除
7.障害者控除
8.生命保険料控除
9.地震保険料控除
10.社会保険料控除
11.小規模企業共済等掛金控除
12.所得金額調整控除
13.医療費控除
14.雑損控除
15.寄附金控除
1.税理士試験合格発表
2.措置法・施行令・施行規則・通達
1.償却資産の申告
2.給与支払報告書
3.法定調書
1.確定申告義務者
2.減価償却 法人税と所得税の違い
3.個人の交際費は緩いのか厳しいのか
4.寄附金
5.福利厚生費
6.火災保険の満期金
7.車両を売却したとき
8.受取利息
9.自家消費
1.確定申告期限と振替納税
1.上場会社の子会社の決算
おわりに
本書は、税理士事務所に入所して間もない方~3年目くらいの、まだまだ経験が十分ではない方への網羅的な実務書です。入所歴の浅い方でも日常の業務をこなせるレベルになるために必要な論点を、4月から順に税法の垣根を越えて集めています。
税理士事務所の先輩所員と新人所員との会話形式を採用していますので、気軽に読んでいただけます。
本書を読んでいただければ、税理士事務所が何をしているのかが流れでわかるようになっていますので、これから税理士事務所に勤めようと思う方、税理士事務所について具体的に知りたい方にもお勧めですし、税理士事務所に顧問を依頼されている企業の社長や個人事業主の方、金融機関の方など税理士事務所と仕事での関わりが多い方にも、税理士事務所の日常の一端を垣間見ていただくことができると思います。
また、所長先生には、ぜひこの本をスタッフ育成にご活用いただきたいと思います。