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1.採用ポリシー
──採用に関する考え方をお聞かせください。
坂井知倫氏(以下、「坂井」)
まずは就活生、受験生に、あずさのことをよく理解した上で入社してもらいたいという思いがあります。2019年9月は様々なイベントを開催して積極的に情報提供を実施しました、これは合格発表後も継続していきたいと思っています。あずさは、「The Clear Choice」というビジョンを掲げ、クライアントだけではなく、従業員や社会からも選ばれる存在というのを目指しています。働き方改革はもちろん、「考える監査」ということを進める中で、常に色々なことを考え、積極的に活動していくというコンセプトを展開しています。あずさが求めている人材として、そういったコンセプト・ビジョンに共感し、「考える」ということを大切にしているような人に入社して欲しいなと思っています。あずさには、IT監査部という部署があり、デジタルのソリューションを活用して、監査の高度化を推進しています。今年度はそのIT監査部でも一定数採用したいと考えています。
2.あずさの強み
──公認会計士試験合格者の方は、どの監査法人に入ろうか非常に迷っておられると思います。ぜひ、強みなどを教えてください。
武井悠里子氏(以下、「武井」)
とても「個」を大事にしてくれる法人だと感じています。新人であっても、簡単な作業だけではなく、合格したばかりだからこそ知識があるだろうと、積極的に意見を求められることもありました。繁忙期でも、チームメンバーの一員としてすごく大切にしてもらっています。入社した当初は意見を言うことに遠慮があったのですが、先輩方から「質問や意見を言ってくれたほうが嬉しいんだよ」と言ってもらい、今はもうお互いに意見を言えるという風通しの良さがあります。
坂井
今、武井が言った通りで、風通しの良い雰囲気は確かに強みとしてあると思います。あずさは「考える監査」を推進していますので、そういった意味で一人ひとりの「考え」を大切にしているという点も強みの1つだと思います。やりたいと思ったことを言えばやらせてもらえるといった環境もありますし、新人でもパートナーでも、同じ公認会計士としてお互い尊重しながら、それぞれの意見をきちんと聞き、大切にしているという雰囲気、組織風土が根付いています。
研修面ではデジタルの研修を充実させていて、デジタルのリテラシーに関する研修は全会計士が受けることになっています。加えて、より専門性の高いデータ分析力を向上する研修を今年は1,000名程度が受講する予定です。また、以前から語学研修にも力を入れており、1カ月間海外の語学スクールに行く制度もあります。希望者も年々増えてきており、今では3割以上が受講しています。TOEICの点数によってマンツーマンでの会話強化が必要な場合はフィリピンやマレーシア、グループディスカッションなどより実践的な内容を多く行う場合はニュージーランドやカナダなどに行くという感じで、カリキュラムや行く国が違ったりします。若い人だけではなく、マネジャーやパートナーも行けます。オンライン英会話ではなく、これだけの人数がまとまって実際に海外に語学研修に行けるというのは、あまり他法人で聞いたことはなく、あずさの特徴的なところかなと思います。
3.制度・環境面
──具体的な制度面や働きやすさといった点で、ご紹介いただける仕組みがあれば教えてください。
坂井
働き方改革の流れで言うと、これもどの法人さんにもあると思いますが、育児休業に関して、女性の取得はもちろんですが、最近の傾向としては比較的、男性も取得するようになりましたね。男性が育児に参加できる環境があることは働きやすさという点で良いことだと思います。期間は男性で2~3カ月、短い人は1カ月くらい取得しますが、元の部署に復職しますし、制度があってちゃんとそれを利用できる雰囲気になってきていると思います。
先輩によるサポートという点では、制度としてはキャリアマネジャーというものがあります。一人に一人ずつ先輩がついて、年に数回面談して、やりたいことや、目標設定をしてそれに対してどういう進捗であるとかといった確認、中長期的なキャリアに関するアドバイスをするというものですね。キャリアマネジャーとは別でチューターという制度もあり、入社1、2年目ぐらいの若い人にはチューターという先輩がついて、もう少しフランクに相談ができるという仕組みが整っています。
武井
働き方改革の一環としてパソコンが必ず一定の時間にシャットダウンされるというのは、他法人さんでも取り組まれていると思いますが、特に顕著に取り組んでいると思っています。入社前は、そうは言っても実際はどうなのかなと勘ぐっていたのですが、本当に繁忙期であろうとも容赦なくシャットダウンされるので、その限られた時間をいかにうまく使えるかということに注力しています。
私は入社当初は体力に自信がなくて、業務についていけるかなというのが不安でした。でも、繁忙期だからといって毎日パソコンがシャットダウンするまで仕事をするわけではありませんし、それよりも早い時間に帰ることも多々あります。体力に自信がない方、1日の中でめりはりをつけて働きたいという方はとても働きやすい環境だと思いますね。仕事中に理解が足りなかったことをメモしておいて、家に帰ったあと「これはこの業界特有の単語なんだ」とか、「これ監査論でやったけど何だったっけ?」と、テキストに戻って復習するという時間も確保できます。
4.入所後の感想
──「強み」のお話と少し重なるかもしれませんが、実際に入所されてみてのご感想を改めてお聞かせいただけますか。
武井
就職活動をしている最中から、あずさの風通しの良さ、組織風土を肌で感じていたのですが、これは入所後も全く同じで、良いところだと改めて実感しています。元々、監査はチームで動きますし、人と人とのつながりの良さを自分の法人選びの軸として一本としようという気持ちがありました。入社前にあずさのスタッフからパートナーまで色々な方とお会いしましたが、その当時から個人を大事にしてもらっているという実感があり、面倒見の良さ、一緒に頑張っていこうという風土をとても魅力的に感じていました。
入社後すぐはもちろんリスクの高い作業を担うことはなかったのですが、その中でも「将来的にはこうするんだよ」ということを現場でOJTを通して教わりましたし、2年目からは売上などリスクの高いところも任されることも増えてきました。最近は漠然と仕事をこなすのではなく、考えることの大切さを教わっています。少し背伸びしなくてはできないようなことでも、「サポートはするから頑張ってみようか」というふうに任せてもらえるので、やりがいもあります。
リクルートの場でお世話になった先輩方も仕事で一緒になる機会もあります。リクルートの場と違って冷たい対応されたらどうしよう、などと若干、勘繰ってはいたのですが(笑)、そんなことなくて、むしろ先輩のほうから声をかけてくださったりしてうれしかったですね。同期とも仲が良いので、繁忙期明けなどには打ち上げでお互いの近況を話したりして気分転換をしています。先輩との関係という面でも、特に女性が少ない業界だからかもしれませんが、グループの懇親会で少し話したくらいの関係であっても、女性の先輩が通りすがりに「最近どう?」と気さくに声をかけてくださるので、風通しの良さというのは監査チームだけでなく、仕事で直接関わりがない人とのつながりという点でも感じますね。
──最初思っていたことと、ギャップはありましたか。
武井 あまり悪いギャップというのは感じてはいなくて、良い意味でのギャップとしては、想像以上に働き方改革に取り組んでいるなというところがあります。外から見ているのと中に入るのとでは全く違うんだろうなというのは思っていたのですが、意外とそうではありませんでした。
土日も基本、業務が入るということはまずないので、仕事のことを忘れて遊んだり、補修所に行ったり考査の勉強をして過ごしています。
5.公認会計士試験合格者へのメッセージ
──公認会計士試験合格者へのメッセージをそれぞれいただければと思います。
坂井
日頃、公認会計士の仕事ってすごく良い仕事というか、非常にやり甲斐がある仕事で、その分、責任も重い仕事だよと言っています。試験に合格し、そういったやり甲斐のある仕事に就ける資格を身につけたからには、仕事を通じて世の中に役立つように頑張ってもらいたいです。ぜひ皆さんが公認会計士として活躍できる法人を選んで欲しいです。あずさ監査法人としては皆さんがそういった選ばれるプロフェッショナルになるために、人材育成も含めてサポートしていきます。
武井
合格者の多くは監査法人への就職を考えると思いますが、監査法人の就職活動は、一般企業の就職活動と違ってとても期間が限られていて、私も2年前に活動していてすごく大変だったという記憶があります。ただ、その中でも自分の悔いの残らない法人選びをしていただけるように、あずさ監査法人としてもいろんな情報を提供していきますし、悩みがあったら気軽に相談していただきたいです。悩んだ時には、自分がどういう思いで公認会計士になろうと思ったのか、自分が法人選びで何を重視したいのかという、原点に立ち返って考えてみると意外とすんなり決まったりもします。そういった自分の原点に立ち戻るということをすると、11月の合格発表後も就職活動がスムーズにうまくいくのではないかなと思います。ただ、それでもやはり迷われると思うので、改めて、いろいろサポートさせていただければなと思います。
坂井知倫氏 |