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改訂

〔改訂版〕

ゼロからはじめる「家族信託」活用術

斎藤竜 著

A5判 304頁
2020年4月刊行
ISBN978-4-7931-2540-9

※品切れ(改訂版(三訂版) 7月刊行予定)

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●高齢化の進行で認知症が増加している昨今、相続の現場では、遺言や成年後見制度と並んで「家族信託」の活用も選択肢の一つとなってきています。近年の法改正等により信託が利用しやすくなったことに加え、成年後見人制度よりも柔軟な財産管理・資産運用ができるという特徴があるからです。

●ただし、家族信託の利用に当たっては、様々な法律上の問題等がつきまとうため、基礎知識(主な信託行為、遺言や成年後見との違いなど)のほか、メリットとデメリットについて正しく理解することが必要です。

●本書は、家族信託業務を考える士業、コンサルタント等の専門家が、信託業務を依頼者から受任し、円滑に業務を遂行するために知っておくべき提案の心得、業務手順等を解説しています。

●家族信託の設計、受益者連続型信託、共有対策としての家族信託、事業承継対策としての家族信託などについて、活用事例を数多く織り込むことによって、より理解を深められるよう構成しています。

●今回の改訂版では、最近の実務状況を踏まえて、信託終了時を見越した信託設計方法のほか、融資を伴う家族信託の設計方法などについて、新たに項目を設けて法務・税務の両面から体系的に解説しています。



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主要目次

第1編 家族信託の概略
 1 事業承継等の問題点とその背景
 2 家族信託とは
 3 家族信託と成年後見制度の比較
 4 家族信託の活用基本事例
 5 家族信託に向かないケース、デメリット

第2編 家族信託の法務と税務
 1 認知症対策での家族信託の活用事例 
 2 信託の開始
 3 信託期間中
 4 信託の終了

第3編 認知症対策における家族信託の設計
 1 家族信託の設計
 2 信託契約書の作成
 3 信託契約後の手続き
 4 家族信託のスタート
 5 信託終了時の不動産登記手続き
 6 信託終了時の不動産取得税・登録免許税

第4編 受益者連続型信託
 1 二次相続、三次相続対策
 2 受益者連続型信託の活用事例
 3 受益者連続型信託における法務・税務
 4 家族信託の永続性を考える
 5 受益者連続型信託のスキームの設計

第5編 共有対策としての家族信託
 1 不動産の共有化問題
 2 共有対策信託の活用事例

第6編 家族信託と融資
 1 家族信託を活用した新規融資
 2 既存ローン付不動産の家族信託

第7編 事業承継対策としての家族信託
 1 事業承継対策としての家族信託とは?
 2 事業承継対策としての家族信託の活用事例
 3 自社株式の信託手続き
 4 事業承継対策の家族信託の注意点

第8編 家族信託における士業、専門家が果たす役割
 1 家族信託に取り組むべき理由
 2 顧客への説明のポイント
 3 士業、専門家が果たす役割