株式会社税務研究会ならびに税研情報センターでは、税金川柳に引き続き、税金と切っても切り離せない、「会計」に関する川柳を広く募集(応募期間:平成25年7月10日~平成25年9月30日)してまいりましたが、このたび募集期間が終了し、たくさんのご応募をいただきましたので、ここにお知らせ致します。
※最優秀作品および入賞作品に選出された皆様へは、11月中旬頃を目安に賞品の発送を行います。
なお、惜しくも入賞を逃してしまった作品につきましても、選弊社発行の情報誌「ZEIKEN PLUS」に掲載され、弊社発行の「週刊税務通信」ならびに「週刊経営財務」の特別付録として、平成26年上半期分台紙発送時に同梱する予定です。
選者のコメント
会計川柳の募集も5回目となりました。
今回お寄せいただいたのは3,094句、IFRSの嵐が落ち着いた現在、新たな波があらわれる気配がない状態と言えますが、その時々に起こった出来ごとと会計を結び付けた秀逸な句が数多く集まり、審査員泣かせの回となりました。
可愛い海女ちゃんと熱いバンカーの戦いに魅せられた今回の会計川柳ですが、終盤になって猛烈な追い込みを見せたのはスポーツの祭典です。
また、最近には珍しく交際費が幅を利かせたことから、景気の回復を感じることができたのは何よりだと言えましょう。
【最優秀作品】
「おもてなし 財務諸表に うらはなし」
2020年の東京オリンピックの開催が決まりました。
その最終プレゼンテーションで話題になった日本が世界に誇る「お・も・て・な・し」を財務諸表に関連づけたセンスは流石です。
ただ、「持て成す」という言葉には「見せかける」という意味もあるようです。くれぐれもお気を付け下さい。
【優秀作品】
「会計課 感情寡黙の 人多し」
ひたすら電卓の音だけが響いている部署を連想させる句です。たしかにそのとおりなのですが、意外に独り言が多いのもその部署の特徴です。
「ひさしぶり 帳簿に書き込む 交際費」
景気の回復を実感させてくれる嬉しい句が寄せられました。同趣旨の句がほかにも寄せられていることから、今後が期待されます。報道によると、大企業の交際費の損金算入を認める税制改正も検討されているようです。
「合わぬなら 合わせてしまえ 決算期」
新人の頃に先輩に言われた言葉を思い出しました。「合わない数字は合わせればいいのよ」なるほど、みなさんも同じような経験をされているのだと少しほっとした次第です(笑)。
「永久に 理解不可能 一時差異」
う~ん、これは鋭いですね。不勉強なことは承知の上で、正にそのとおり。税と会計が結婚でもしない限り、その溝は埋まることはないのでしょう。