税金川柳に引き続き、税金と切っても切り離せない、「会計」に関する川柳を広く募集(応募期間:平成27年7月13日~平成27年10月1日)してまいりましたが、このたび募集期間が終了し、たくさんのご応募をいただきましたので、ここにお知らせ致します。
第7回会計川柳の選考結果を発表致します。 今回お寄せいただいたのは4,164句、はじめて4千句を超え、過去最高となりました。 上半期の税金川柳と同様に、下半期の会計川柳もすっかり定着した感があります。 寄せられた句をみますと、大企業の不適切な会計処理あり、2020年に開催を控える東京オリンピックとその混乱あり、国民を興奮させたラグビーのワールドカップ、また、誰もが真似るそのキックの際のルーティーンあり、新たな社外監査役制度、ギリシャの財政赤字問題、 そしてマイナンバーなどなど、今年1年を振り返ることができます。 さて最優秀賞には、あやまった会計処理が引き起こした悲しい結末をゴロ合わせで上手くまとめた句が選ばれました。 粉飾なのか、不適切なのか、やむを得ない事情もあるかとは思いますが、当たり前のことを当たり前に行うことの大切さをしみじみと感じ、今年を象徴する句なのではないかと思わされます。
【最優秀作品】 「粉飾で 会社倒産 もうしわけ(仕訳)ない」 経理を担当された方なら、仕訳が仕事の出発点であり、基本のキであることはまちがいのないところ。会社が行き詰まってしまうとその仕訳をすることもなくなるわけですが、ゴロ合わせで責任者の気持ちまで代弁しているセンスには恐れ入ります。 【優秀作品】 「家計簿も つけない妻が 経理女子」 「○○女子」という言葉が幅を利かせています。プロ野球の広島カープファンの女性は「カープ女子」、土木作業を行う女性は「土木女子(ドボジョと略して言うそうです)」、最近ではテレビドラマで「オトナ女子」も放送されています。 女性が活躍できる場がより一層広がることが望まれます。 「こんな俺 叱ってくれる 会計課」 自分を叱ってくれることを望んでいる人は思いのほか多いようです。この句の作者もそのようですが、人に相手にされなくなるほど怖いものはないことの裏返しのように感じます。無関心ではないことを示してあげる気持ちが大切です。 「交際費 うらがあるのよ おもてなし」 交際費に関連する句は多く寄せられます。会社で経理を担当している方にとって、それだけ身近な問題であるからだと思われます。ただ、この句にあるように、うらがない交際費などは、やはりないということなのでしょうか。 「マイナンバー 売上よりも ケタ多い」 みなさんにマイナンバーの通知カードは届いたでしょうか。鳴り物入りでスタートするマイナンバー制度。失態続きの行政をみていると、本当に大丈夫なのかと思わざるを得ませんし、新たな公共事業と冷ややかな目で見ている人もいるようです。 「法改正 ソフトに頼む ミス無しを」 会計ソフトを利用していない会社はないと言えるほど、会計ソフトは広く活用されています。毎年の税制改正もソフトのアップデートによって行われ、そのソフトをダウンロードすることで改正が把握できる世の中になる日もいずれ来るのかもしれません。
過去の選考結果はこちら
※最優秀作品および入賞作品に選出された皆様へは、11月下旬頃を目安に賞品の発送を行います。なお、最優秀作品をはじめ、入賞作品や惜しくも入賞を逃してしまった作品につきましても、弊社発行の情報誌「週刊税務通信」等の各種媒体に掲載されることがあります。
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選者のコメント
第7回会計川柳の選考結果を発表致します。
今回お寄せいただいたのは4,164句、はじめて4千句を超え、過去最高となりました。
上半期の税金川柳と同様に、下半期の会計川柳もすっかり定着した感があります。
寄せられた句をみますと、大企業の不適切な会計処理あり、2020年に開催を控える東京オリンピックとその混乱あり、国民を興奮させたラグビーのワールドカップ、また、誰もが真似るそのキックの際のルーティーンあり、新たな社外監査役制度、ギリシャの財政赤字問題、 そしてマイナンバーなどなど、今年1年を振り返ることができます。
さて最優秀賞には、あやまった会計処理が引き起こした悲しい結末をゴロ合わせで上手くまとめた句が選ばれました。
粉飾なのか、不適切なのか、やむを得ない事情もあるかとは思いますが、当たり前のことを当たり前に行うことの大切さをしみじみと感じ、今年を象徴する句なのではないかと思わされます。
【最優秀作品】
「粉飾で 会社倒産 もうしわけ(仕訳)ない」
経理を担当された方なら、仕訳が仕事の出発点であり、基本のキであることはまちがいのないところ。会社が行き詰まってしまうとその仕訳をすることもなくなるわけですが、ゴロ合わせで責任者の気持ちまで代弁しているセンスには恐れ入ります。
【優秀作品】
「家計簿も つけない妻が 経理女子」
「○○女子」という言葉が幅を利かせています。プロ野球の広島カープファンの女性は「カープ女子」、土木作業を行う女性は「土木女子(ドボジョと略して言うそうです)」、最近ではテレビドラマで「オトナ女子」も放送されています。
女性が活躍できる場がより一層広がることが望まれます。
「こんな俺 叱ってくれる 会計課」
自分を叱ってくれることを望んでいる人は思いのほか多いようです。この句の作者もそのようですが、人に相手にされなくなるほど怖いものはないことの裏返しのように感じます。無関心ではないことを示してあげる気持ちが大切です。
「交際費 うらがあるのよ おもてなし」
交際費に関連する句は多く寄せられます。会社で経理を担当している方にとって、それだけ身近な問題であるからだと思われます。ただ、この句にあるように、うらがない交際費などは、やはりないということなのでしょうか。
「マイナンバー 売上よりも ケタ多い」
みなさんにマイナンバーの通知カードは届いたでしょうか。鳴り物入りでスタートするマイナンバー制度。失態続きの行政をみていると、本当に大丈夫なのかと思わざるを得ませんし、新たな公共事業と冷ややかな目で見ている人もいるようです。
「法改正 ソフトに頼む ミス無しを」
会計ソフトを利用していない会社はないと言えるほど、会計ソフトは広く活用されています。毎年の税制改正もソフトのアップデートによって行われ、そのソフトをダウンロードすることで改正が把握できる世の中になる日もいずれ来るのかもしれません。