株式会社税務研究会ならびに税研情報センターでは、難解なイメージのある税をより身近なものに感じていただきたい、専門家のみならず広く一般の方にも税について考える機会をもっていただきたいと思い、税金に関する川柳を広く募集(募集期間:2013年1月11日~2013年4月21日)してまいりましたが、このたび募集期間が終了し、たくさんのご応募をいただきましたので、ここにお知らせ致します。
※最優秀作品および入賞作品に選出された皆様へは、6月末頃を目安に賞品の発送を行います。
なお、以下の作品は弊社発行の情報誌「ZEIKEN PLUS」に掲載され、弊社発行の「週刊税務通信」ならびに「週刊経営財務」の特別付録として、平成25年下半期分台紙発送時に同梱する予定です。
【お知らせ】2013/6/10
政府刊行物センター(霞が関)に「税金川柳」「会計川柳」のパネルを展示させていただいております。
「税金川柳」「会計川柳」過去4回までの最優秀作品と、優秀作品の一部を掲載しています。
※最優秀作品および入賞作品に選出された皆様へは、6月末頃を目安に賞品の発送を行います。 なお、以上の作品は弊社発行の情報誌「ZEIKEN PLUS」に掲載され、弊社発行の「週刊税務通信」ならびに「週刊経営財務」の特別付録として、平成25年下半期分台紙発送時に同梱する予定です。
選者のコメント
税金に対する思いを5・7・5に託してご応募いただいている税金川柳。
今回は8776句の応募がありました。
お寄せいただいた川柳の傾向を一言で評するなら、「贈与税」対「消費税」。
これは、25年度の税制改正で、孫への教育資金の贈与が非課税になる制度が創設され話題になったこと、そして、来年度以降に予定されている消費税率の引上げに関心が集まっていることに起因していると思われます。
厳正な審査の結果、可愛い孫は、消費税に一歩及びませんでした。
「魚屋で 増税分を 値切る妻」
予定されている消費税率の引上げまで9カ月余。来年の4月以降、最優秀作品に選ばれたこの句の光景が、商店街で見られるような気もするところですが、価格転嫁対策法に抵触しないのかが少し気になります(笑)。
「なぜか、よく 最近孫が 肩を揉む」
お孫さんへの教育資金が非課税になります。金融機関を中心にこの言葉を耳にするようになりましたが、孫ではなく自分に欲しいと思っている方も少なくないようです。
「責任は とらぬ議員が 使う税」
税金に対する不平・不満は、いつの時代も先生方に向けられるようです。
「この道や 行く人なしに 税のムダ」
ついに税金川柳に俳人・松尾芭蕉が登場しました。芭蕉がいまの時代を切るとこのようになるのでしょう。
「ふるさとは 昔停車場 今納税」
上野駅の構内には石川啄木の歌碑がありますが、それをご覧になられて創作されたのでしょうか。
今回ご応募いただいた川柳からは、ワイルドな作品が少なくなり、「いつ応募するのか」「今でしょう!」(笑)という新たな動きが見られました。
また、景気の回復を反映してか「アベさんノミ、クスっ」と笑える句が増えたことは嬉しい限りです。