2019/07/10 17:30
いよいよ7月に入りました。これから暑さが本番になる季節ですが、気になるのが熱中症の対策です。厚生労働省では、職場における熱中症の予防対策推進のため、5~9月を活動期間とする「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を実施し、特に7月は、重点取組期間に位置づけられています。今回はこれを踏まえて職場における熱中症対策を取り上げてみたいと思います。
熱中症とは
そもそも熱中症とはどのようなものなのでしょうか。厚生労働省によると、高温多湿な環境下において、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして発症するさまざまな障害の総称とされています。下記のように症状の軽重により、Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度、と分類されています。
取るべき防止対策(全体像)
一般的な労働衛生と同様に、労働衛生の基本的な対策(労働衛生の5管理)に沿った対応が求められるとされ、熱中症防止対策の全体像が下記のように示されています。
職場での実際の対応例
次のような症状を感じたら自分自身で注意するのはもちろんのこと、職場でこのような方を見かけたらすぐに声をかけるようにしましょう。
まとめ
熱中症は屋外だけでなく室内にいても発症する可能性があります。また、自分自身では気づかないケースもありますので、会社担当者の方は油断せず、普段からの予防対策と発生時の迅速な対応+職場での啓蒙を心掛けてください。