数学的素養で 会計理解に差をつける!
A5判
240頁
2024年12月刊行
ISBN978-4-7931-2841-7
【PART Ⅰ 会計の基礎】
1 そもそも会計とは何か
2 まずはカタチから入りましょう
3 カタチに宿る魂は如何に
4 税金のお話
【PART Ⅱ 数学と会計】
1 算数から数学への壁 ~具体的思考から抽象的思考へ
2 方程式の威力 ~アレコレ考えず式に解かせる
3 「〇〇をxとする」の深い意味 ~「分からないことは分からない」と自覚することの重要性
4 マイナスとは何か ~引き算ではなく方向を表す
5 キャッシュ・フローの符号の意味 ~「キャッシュ・フローはベクトル」という世界初(?)の説明
6 式の変形 ~変数を一箇所にまとめて裸にする
7 ROICを使う意義 ~ 「皆が使っているから」以上の理由はあるか
8 定率法の昔と今 ~理論的だったものが人為的なルールになった
9 不等式の変形 ~マイナスを掛けると不等号の向きが変わる
10 定率法の制度はこういうこと ~分かりづらい制度の裏にシンプルな数学あり
11 独立変数と従属変数 ~要素分解の鉄則の先に見えてくる善玉コスト悪玉コスト
12 ピザ屋はいくら損をしたか ~独立変数と従属変数の混在は間違った意思決定にもつながる
13 関数 ~ツールに過ぎないという割り切りが重要
14 損益分岐点の求め方 ~難しいと感じるのは数学が分かっていないから
15 価格戦略 ~数学によって初めて見える意外な真実
16 量産効果の真実 ~「たくさん作ればコストが下がる」は本当か?
17 売上高を因数分解する ~因数分解によって見えてくる成功への道筋
18 数列 ~割引現在価値やリースのための前提知識
19 定額法は等差数列、定率法は等比数列 ~減価償却も数列で説明できる
20 数列の和 ~嫌われ者のΣ(シグマ)のお話
21 正味現在価値で投資を評価することの本質 ~「現在価値」とはこういう
こと
22 資産の価値 ~「価値」は使途によって変わる
23 資本コストとWACC ~何かと話題の「資本コスト」とはこういうこと
24 企業価値 ~M&Aにおける重要概念
25 ターミナル・バリューと無限数列の和 ~ニワトリと企業の価値算定の違い
26 ローンの計算 ~金利は残債にかかる
コラム 「バックステージ」 「26ローンの計算」の舞台裏 ~スマートに見える裏ではこれだけのことを考えている
27 ファイナンス・リース ~ローンが分かれば、リースも分かる
28 償却原価法 ~基本にあるのは「現在価値」
29 固定資産の減損の本質 ~やっていることは正味現在価値による投資の評価
30 資産除去債務の会計処理 ~これも基本は「現在価値」
31 貸倒懸念債権の貸倒見積高の算定 ~2つの利子率を明確に区別するのが理解のポイント
32 サイン・コサインなんて何に使う? ~三角関数のお話
33 土地評価にサイン・コサインを使う ~三角関数を知らなければプロの仕事はできない
34 微分 ~微分は瞬間的な変化率を求める手法
35 限界利益は微分の概念 ~これで初めて分かる「限界」の意味
36 最大最小問題 ~固変分解や経済的発注量の理解に必要な前提知識
37 合成関数の微分と偏微分 ~少々高度だけどこれも次への前提知識
38 固変分解 ~最小二乗法によって固定費と変動費に分ける
39 経済的発注量 ~結果を覚えても何の意味もない