役員退職給与、持分問題、合併・分割など医療法人の相続・事業承継に必要な項目を詳細に解説!
A5判
304頁
2026年7月刊行
ISBN978-4-7931-2951-3
【どんな本?】
団塊ジュニア世代が65歳以上の高齢者となる2040年頃、
我が国の高齢者人口はピークに達し、
社会保障制度や医療・介護・福祉サービスに深刻な問題が生じることが予想されています(いわゆる「2040年問題」)。
今後、「新たな地域医療構想」に基づいて、
2040年問題に向けて一つ一つ課題を克服していくことになります。
こうした問題を抱える現場で中心的に医療・介護サービスを提供しているのは医療法人ですが、
その医療法人の経営者が高齢化しており、
相続・事業承継への取組みがさらに必要になってきています。
本書は、医療法人の相続・事業承継について、
キーワードである役員退職給与・持分問題・認定医療法人制度・社会医療法人、特定医療法人、出資額限度法人・M&A、合併、分割、事業譲渡、解散
を切り口に、
直近の改正点を交えて詳細に解説しています。
特に、役員退職給与の関連判例、持分の特徴と「持分なし」への移行時の課税問題、
認定医療法人制度の実務上の勘所、
社会医療法人・特定医療法人・出資額限度法人の特徴と移行の留意点、
医療法人のM&Aの概要と合併・分割・解散に関する医療法の規定や税務を取り上げて、
具体的に説明しています。
医療法人の経営者・役員、税理士、公認会計士、行政書士、医業経営コンサルタントなど、
医療法人の相続・事業承継に携わる方に役立つ一冊です。
青木 惠一(あおき けいいち)
第1章 なぜ医療法人に相続・事業承継対策が必要なのか
・社会保障政策のターゲットイヤーは2025年から2040年頃へ
・令和7年12月公布、改正医療法等の概要
・医療機関経営者の高齢化と相続・事業承継問題
第2章 役員退職給与・弔慰金
・役員退職給与の法人税法上の取扱い
・功績倍率法と1年当たり平均額法
・特別功労加算の是非
・役員退職給与の分割支給
・分掌変更と役員退職給与の支給 他
第3章 持分問題と「持分なし」への移行、「持分なし」の設立
・医療法人の「持分」とそのリスク
・時価による持分の払戻し、社員の退社、権利の濫用、請求権の時効援用
・医療法人の持分評価
・「あり」から「なし」への移行と課税問題
・経過措置医療法人が基金拠出型医療法人へ移行する場合 他
第4章 認定医療法人制度とその活用法
・認定医療法人制度の概要
・移行計画の認定制度
・「運営に関する要件」
・みなし贈与税の非課税措置
・医療法人の持分についての相続税の納税猶予・免除措置 他
第5章 社会医療法人・特定医療法人・出資額限度法人と事業承継
・社会医療法人制度の概要
・社会医療法人の税務上の取扱い
・社会医療法人と事業承継
・特定医療法人制度の概要と税務上の取扱い
・特定医療法人と事業承継 他
第6章 M&A、合併、分割、事業譲渡、解散等
・医療法人のM&Aと税務の概要
・医療法人の合併
・医療法人の合併と税務
・医療法人の分割
・医療法人の分割と税務
・医療法人の解散
・解散時の残余財産の帰属先
・医療法人の解散と税務
・小規模宅地等の減額特例(特定同族会社事業用宅地等)