改訂
取締役の知っておくべき法律知識を問答式で解説!
【五訂版】
役員のための法務コンサルタント
A5判
329頁
2006年4月刊行
ISBN978-4-7931-1487-3
取締役への就任は喜ばしいことですが、その職務を遂行する上で正しい法律知識を身に付けておかないと、大きなトラブルに巻き込まれてしまうこともあり得ます。
そこで本書では、平成18年から施行が予定されている新会社法に基づき、「取締役の義務と責任」に焦点を当て、質疑応答形式で解説しています。
設問ごとに独立した解説になっており、必要な部分だけを読んでも理解できるように構成されています。
取締役に課せられた義務と責任に関する基本理念は、法の改正によって変化するものではありませんが、根拠となる条文番号や新しい項目などを織込み、新会社法に対応したものとなっています。
★これから取締役に就任される方、現職の取締役の方に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
第1章 取締役に課されている一般的な義務
1 業務執行の決定への関与
2 業務執行の実行に対する監視義務
3 善管義務と忠実義務
4 取締役の責任
5 取締役会を設置しない株式会社
第2章 取締役の株主総会に関する義務
1 株主総会の形骸化現象
2 株主総会の活性化
第3章 取締役の競業避止義務
1 競業避止義務の定義
2 その必要性
3 報告義務
第4章 取締役の会社との取引回避義務
1 取締役の利益相反取引
2 取締役会の承認
3 利益相反取引の責任
第5章 取締役の会社に対する責任
1 取締役の基本的義務
2 会社法における取締役の責任
3 責任の内容
第6章 取締役の第三者に対する責任
1 民法上の責任
2 会社法上の責任
3 会社法上の責任の具体例
4 書類の虚偽記載
第7章 取締役の刑事責任
1 刑罰による制裁
2 過料による制裁
■著名な特別背任罪の事例(その一・その二)