時刻合わせ
【いまさら聞けない!?デジタルキーワード|マネジメント倶楽部デジタル2月号】

2025年2月14日

○●———————
このコラムでは、今話題のデジタル関連のキーワードを取り上げます。言葉は聞いたことあるけれど、それって何? という疑問が解決し、業務への今後の影響も理解できるように解説しています。
※本記事は「マネジメント倶楽部デジタル」に掲載されたものです
———————●○

 

 

時刻合わせ

私たちの身の回りには、たくさんの時計があります。少し見渡すだけでも、腕時計、置時計、掛時計がありますが、今多くの人が時刻を確認するときに使っているのは、スマホやパソコンではないでしょうか。スマホやパソコンの時計は、長く使っていても、ほぼ時刻がずれることがなく正確です。それには、様々な技術が使われています。

 

 

 

 

スマホの時計

スマホの時計は、通信事業者の携帯電話回線の電波よって定期的に時刻合わせが行われています。NITZ(Network Identity and Time Zone)と呼ばれる規格で、現在時刻やタイムゾーンなどの情報を携帯電話回線の電波にのせてスマホに届けられており、その情報を使ってスマホの時計を自動で調整しています。そのほかにも、GPS衛星から届く電波を利用して正確な時刻を取得することができるようにもなっています。スマホは、これらの技術を用いて、常に正確な時刻が維持されます。

 

パソコンの時計

パソコンをはじめ、Wi-Fiルータのようなネットワーク機器やサーバなど、インターネットに接続できる機器では、NTP(Network Time Protocol)を使って、インターネットを通じて時刻合わせが行われています。インターネット上に正確な時刻を提供するサーバ(タイムサーバ)があり、パソコンは、そのサーバから時刻情報を取得して正確な時刻が維持されています。国内では国立研究開発法人情報通信研究機構やインターネットマルチフィード株式会社のほか、マイクロソフト社やApple社など、世界中でたくさんの企業や団体がタイムサーバを公開しており、それらを活用します。

インターネットに接続されていないパソコンは、ローカル(例えば、社内システム内)にタイムサーバを設置し、そのローカルにあるサーバとパソコンが同期できるように設定します。

 

ICTにおける時刻の重要性

スマホやパソコン、サーバ、それらをつなぐネットワーク、その全てが正常に動作するためには、時刻の同期が必要です。通信ログを取ったり、システムにログインしたり、様々な操作をしたりするときに、日付や時刻が合っていないと、どの通信が正しいものか、どのデータが新しいのかが、わからなくなってしまい、システム障害にもなりかねません。情報の正確性、高いセキュリティ、リアルタイム性が必要になればなるほど、時刻は重要になります。

スマホやパソコンは、想像以上に寸分の狂いも許されないほどの正確性が求められているといえます。

 

 

 

 

※本コラムでは、さまざまな経営者にとって役立つ記事が集まるデジタル情報誌『マネジメント倶楽部デジタル』に掲載されている記事の一部を公開しています。


 

\会計事務所の皆さまへ/
マネジメント倶楽部デジタルで、
このような連載コラムを顧問先にお届けすることができます!

 

 

マネジメント倶楽部デジタルの‟ココがおすすめ!”

  • 無料でお届けすることができます(有料プランもございます)。
  • 顧問先への継続的なコミュニケーションツールとしてもぴったり!
  • 中小企業の経営情報などが掲載されており、顧問先との話題作りとしても。

 

 

 

マジメント倶楽部デジタルの‟ココが安心!”

  • マネジメント倶楽部デジタルの掲載記事は、税務研究会が監修しています。
  • マネジメント倶楽部は紙版で刊行された1997年10月以来、多くの経営者様にご愛読いただいています。
  • 顧問先の数やご予算などに応じて、最適なプランをお選びいただけます。

 

__今月末までのお申込みで、次月よりご利用スタート!
\まずは気軽に始められる「無料プラン」を是非お試しください!/

 

 


 

新着プレスリリース

プレスリリース一覧へ

注目タグ