知ってる?消費税

2019年10月より消費税率が10%となります。
ご家庭、企業ともに正しい知識を得て、しっかりと備えましょう。

お店で食べたら10% 持ち帰りなら8% 買ってから心変わりしたらどうなる???

お店で食べたら10% 持ち帰りなら8% どこから違うの???
徳ちゃん
徳ちゃん
商店街の焼き鳥屋経営。街の人から愛される。
倫太郎
倫太郎
テストの点はイマイチな元気小学生。

登場人物

街の焼き鳥屋「焼き鳥 徳三郎」を長年営んでいる徳ちゃん。
税理士から10月までに軽減税率の対応が必要と言われたものの何から手を付けてよいやらサッパリで困り果てていた。

徳ちゃん、皮とハツを塩で1本ずつちょうだい。
倫太郎倫太郎
徳ちゃん徳ちゃん
はい、240円ね。
徳ちゃんのお店の焼き鳥はやっぱり最高だよ。しかも店内で焼き鳥をすぐに食べられるようにベンチまで置いてくれてるなんてさ。
倫太郎倫太郎
徳ちゃん徳ちゃん
やっぱり焼き立てをすぐに食べたいっていうお客さんが多くてね。それにお店の外で食べられちゃうと周りのお店や街の人にも迷惑が掛かるからね…。
お客さんだけじゃなく商店街の人のことまで考えてるなんてさすが徳ちゃん、焼き鳥屋の鏡だね~。
倫太郎倫太郎
徳ちゃん徳ちゃん
ありがとう、倫太郎くん。でも10月からはちょっと考え直さないといけないかもしれないなぁ…。
なんで?お客さんにも好評なのに。
倫太郎倫太郎
徳ちゃん徳ちゃん
じつは今年の10月から、焼き鳥を店内で食べた方が持ち帰るより値段が高くなるんだよ。
同じ焼き鳥なのに値段が変わるなんて変なの。
だってさ、そこにベンチがあったらその場でガブリといきたくなるのが人情ってもんじゃないか。持ち帰りのつもりで買ったのに我慢できずに店内でガブリしたら追加料金が徴収されるなんて…世知辛い世の中になったもんだね。
倫太郎倫太郎倫太郎
徳ちゃん徳ちゃん
いやそれがさ、その場合のガブリは追加料金を払わなくていいらしいんだよ。
そうなの!?それまた変な話だね。
倫太郎倫太郎倫太郎

ワンポイント

2019年10月からの消費税引上げと同時に「軽減税率制度」が導入され、店内飲食(イートイン)のものは標準税率10%、持ち帰り(テイクアウト)のものは軽減税率8%と、適用される税率が変わります。
徳ちゃんの焼き鳥屋のように、飲食用のベンチやテーブル、カウンターなどがある場所における飲食の提供は、単なる「飲食料品の販売」ではなく、「飲食料品を飲食させる役務の提供(サービス)」にあたるため店内飲食(イートイン)の際は税率が10%となります。

店内飲食か持ち帰りかは、原則、顧客の意思により判定されるため、このような形態のお店の場合、お会計時に店内で食べるかどうか聞かれることになるでしょう。

では、お会計時には持ち帰りのつもりで焼き鳥を購入したものの、気が変わって店内で食べることとした場合、10%との差額2%分を追加で払うことになるのでしょうか?

結論は、「差額2%分を支払わなくてよい」ようです。

税率の判定時期は、飲食料品を提供する時点(取引を行う時点)で行うこととされているためです。つまり、お会計時の意思によって税率が決まるので、その後の心変わりや状況の変更は税率の判定に影響しません。

へぇ~~、そうなんだ。じゃあさ、お会計のときは「持ち帰りまーす♪」って嘘をついて、心変わりしたふりして店内で食べちゃえばいいじゃん。
倫太郎倫太郎
徳ちゃん徳ちゃん
でも倫太郎くんがズルして食べている横で、ちゃんと真面目に「お店で食べます」って宣言して買っている人もいるわけだよね。その人たちから冷たい視線を浴びせられながら食べる焼き鳥が美味しいと思うかい?
まあ確かにそれはそうだね。ボクもそこまでメンタルは強くないし。
倫太郎倫太郎
徳ちゃん徳ちゃん
そうだろう?
それに、もしそういうお客さんがいたとしても「お客さん、さっき持ち帰るって言いましたよね?」なんて野暮なことは聞けないよ。だったらいっそのことベンチを無くした方がトラブルにならずに良い気がしてきたんだよ。
せっかくみんなのためのベンチなのにね。何か誰のための制度なのか分からなくなってきたなぁ・・・。
倫太郎倫太郎