Tier 1(ティア ワン)
【いまさら聞けない!?デジタルキーワード|マネジメント倶楽部デジタル4月号】

2026年4月15日

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このコラムでは、今話題のデジタル関連のキーワードを取り上げます。言葉は聞いたことあるけれど、それって何? という疑問が解決し、業務への今後の影響も理解できるように解説しています。
※本記事は「マネジメント倶楽部デジタル」に掲載されたものです
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Tier 1(ティア ワン)

Tierという単語を辞書で引くと、「段、層、階層、列」といった言葉が出てきます。このTierは、様々な分野で使われています。ゲームの世界ではキャラクターのランク付け・格付けに、SNSでは商品やサービスのレビューで評価するときに用いられます。自動車業界や製造業ではサプライチェーンの階層構造を示す際に活用されます。通信分野においても、Tier が用いられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

通信分野におけるTier

通信分野で使われるTierは、インターネットプロバイダの「階層」を表します。インターネットプロバイダがどの範囲まで自社ネットワークで接続できるか、また他社回線にどの程度依存しているかを表す指標として用いられています。最上位のTier 1は、他社の回線を借りることなく世界中のネットワークへ到達できる点が特徴で、世界に十数社あるといわれています。Tier 2は一部を自社でまかないつつ、必要に応じてTier 1事業者からネットワークを調達します。Tier 3は地域密着型の事業者で、Tier 2事業者のネットワークを利用してインターネット全体へ接続します。このようなTierの違いを理解することで、通信品質や接続の安定性がどのように成り立っているかを把握しやすくなります。

 

日本におけるTier構造

日本のインターネットプロバイダも、Tier 1・Tier 2・Tier 3 の階層になっています。Tier 1 事業者は、日本では NTTドコモビジネス社 とソフトバンク社です。多くの国内大手インターネットプロバイダがTier 2 に属します。Tier 3 は地域密着型のインターネットプロバイダです。これらの階層が連携して、日本のインターネット通信基盤が成り立っています。どのインターネットプロバイダを使っても、同様にインターネット接続できるので知名度や価格の違いでインターネットプロバイダを選びがちですが、どの階層からインターネットに入っていくかによって違いがあることも知っておきましょう。

 

Tierから見えてくるポイント

Tier の違いを理解すると、通信サービスやインターネットサービスを選ぶ際の判断がしやすくなります。特に近年は、これまで以上に高速性やリアルタイム性、低遅延が求められます。こうした要件を満たすためには、各Tier の事業者がどのようなネットワーク基盤を持っているかを把握することが欠かせません。たとえば、Tier 1 事業者は国際接続が強く安定した通信を提供しやすく、Tier 2 やTier 3 は地域性や価格面でメリットがあり、用途に応じた柔軟な選択が可能です。企業がインターネットを導入する際には、求める品質や利用シーンに合わせて、どのTier の事業者が適しているかを見極めることが大切です。

 

 

 

 

※本コラムでは、さまざまな経営者にとって役立つ記事が集まるデジタル情報誌『マネジメント倶楽部デジタル』に掲載されている記事の一部を公開しています。


 

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